美しい歴史的建造物と豊かな食文化で知られる都市、ディジョン。
パリから鉄道で約1時間半のフランス東部に位置し、ワインの一大産地であるブルゴーニュ地方の玄関口として多くの観光客が立ち寄ります。
ワイン好きの筆者としては、一度は訪れてみたかった憧れの都市!実際に数日間滞在してみて、ディジョンの魅力にどっぷりとハマってしまいました。
今回はその時の様子をまじえつつ、ディジョンを訪れる前に知っておきたい観光スポットやポイントを紹介します。
目次
- ディジョンってどんなところ?
- ディジョンの気候
- ディジョン観光のベストシーズン
- パリからディジョンへの行き方
- ディジョンの観光スポット7選
- ディジョンのおすすめホテル
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ディジョンってどんなところ?
ディジョンはフランス・ブルゴーニュ地方の州都で、歴史的な街並みと豊かな文化、そして美味しいワインとガストロノミーで知られています。
かつてはブルゴーニュ公国の首都として栄え、その歴史はなんと1,000年以上!
歴史好きにはたまらない中世の街並みが残り、パリとはまた違った魅力あふれる都市です。
美食の街としても有名で、世界中で愛されるディジョンマスタードをはじめ、ワイン、チーズなど。グルメ好きにはたまりません。
パリと比べてホテルやレストランの料金を抑えられるのも魅力的なポイント!
観光地もギュッと集まっているので、パリからの日帰り観光でも存分に満喫できます。
ディジョンの気候
ディジョンは温暖な海洋性気候に属し、日本と同じく四季があります。
春から秋にかけては穏やかな気候で、観光に最適。
夏も暑いといっても最高26℃ほど。日本の夏より過ごしやすい気候です。冬は寒く、降雪することもあります。
ディジョン観光のベストシーズン
ディジョン観光のベストシーズンは春と秋。
春(4月〜5月)は花々が咲き乱れ、街全体が華やかな雰囲気に。ディジョンに限らず、春に訪れるフランスは格別です。
秋(9月〜11月)には色とりどりの紅葉が。ブドウの収穫期には、ワインのイベントやフェスティバルが開催されます。この時期はホテルも混み合うので、早めの予約がオススメ。
ディジョン観光が初めてであれば、ぜひ春から秋にかけて訪れてみてください。
パリからディジョンへの行き方
パリからディジョンまでは、鉄道の旅が便利。
フランス国鉄(SNCF)が運行する高速鉄道(TGV)を利用すれば、「パリ・リヨン駅(Gare de Lyon)」から約1時間半でディジョンに到着します。
列車の車窓からはフランスの美しい田園風景を楽しむことができ、移動中も幸せな時間に。
TGVの乗車チケットは全席指定席なので事前予約が必須。日程が決まったら早めにチケットを購入しましょう。
公式販売代理店であるKlook (クルック) で予約すれば、日本語で予約できて簡単。割引クーポンも使えます。
予約後に送られてくるEチケット (QRコード) を提示するだけで、当日はラクラク乗車できます。
TGVについてもっと詳しく知りたい方はTGV完全ガイドをチェックしてみてくださいね。
車を運転できる方であれば、パリからのレンタカーもオススメ。片道3時間ほど、小さな村に立ち寄りながら、自由気ままな旅が楽しめます。
ディジョンの観光スポット7選
ディジョン観光の醍醐味といえば、美しい旧市街の散策。
2〜3時間ほどあれば主要スポットを巡ることができ、パリのように混雑しすぎていることもなく、ほどよい規模感です。
ここでは代表的な観光スポットから、筆者が訪れてよかった場所、最新スポットまで7つを紹介します。
1. ポルト・ギヨーム (Porte Guillaume)
小さな凱旋門のような見た目のポルト・ギヨームは、ディジョンの街を象徴するランドマークです。
ディジョン観光はここからスタート!ディジョン駅から歩いて7分ほどの場所にあります。
このポルト・ギヨームを抜けた先に、続いて紹介するリベルテ通りや旧ブルゴーニュ公宮殿などがあります。
かつては街の防衛のために使用されていた門のアーチの上には、ブルゴーニュ公国の紋章が。
門の前で記念写真を撮ったり、歴史に思いを馳せたりと、ディジョン観光がここから始まります。
2. リベルテ通り
ポルト・ギヨームをくぐった先に広がる古い街並み。
リベルテ通りはディジョンの中心部をはしるメインストリートです。多くのショップやカフェが立ち並び、地元の人々や観光客で賑わいます。
ディジョンの旧市街を歩く際には、いたるところに見られる中世の佇まいや、石畳の細い道にも注目。観光は歩きやすい靴がオススメです。
冬になるとイルミネーションで街はいっそう華やかになります。
3. 旧ブルゴーニュ公宮殿
ディジョンの中心にそびえ立つ旧ブルゴーニュ公宮殿は、フランスの歴史と文化を感じさせる壮麗な建物です。
かつてブルゴーニュ公の居城として使用されており、中世の豪華さを今に伝えています。
内部にはディジョン美術館や歴史的な展示があり、美しい装飾や貴族の生活を垣間見ることができます。入場無料。
旧ブルゴーニュ公宮殿の前に広がるリベラシオン広場にも注目。
天気の良い日はカフェのテラス席がオススメ。市民の憩いの場としても人気のスポットです。
4. フィリップ善良公の塔
旧ブルゴーニュ公宮殿のすぐ隣に建つフィリップ善良公の塔。
内部の観覧ツアー(有料) に参加することで上までのぼることができます。
316段ある階段を進むため、歩きやすい靴がオススメ。ディジョンの美食が続く中、適度な運動になりました。
高さ46メートルの塔の頂上からは、ディジョンの街並みや周辺の景色を一望することができます。
旧市街の街並みや遠くに見えるブドウ畑など、時間を忘れて美しい景色を楽しみました。
5. Cité Internationale de la Gastronomie et du Vin
2022年5月にオープンしたばかりの新名所「Cité Internationale de la Gastronomie et du Vin」は「ガストロノミー(美食)とワインの国際センター」。
数々の飲食店や、食材・道具の専門店、料理書店、ワークショップ、ワインセラーなどが集結した、食とワインの文化をテーマにした複合施設です。入場無料。
ワインがお好きな方に強くオススメしたいのが、「La Cave de la Cité(ラ・カーヴ・ドゥ・ラ・シテ)」。
壁一面がワインボトルで埋め尽くされた店内では、120本以上のワインが30mlから試飲可能です。
ブルゴーニュのグラン・クリュ (Grand Cru・ 特級畑) のワインも試せるなんて、まさに本場ならでは。
専用のカードにユーロをチャージしたら、自分のペースで自由に試飲可能。飲み過ぎ注意です。
Cité Internationale de la Gastronomie et du Vin
旧ブルゴーニュ公宮殿から徒歩15分ほど
📍12 parvis de l'Unesco, 21000 Dijon, フランス(Googleマップはこちら)
6. エドモンド・ファロ (Edmond Fallot)
ディジョンを知らなかった人でも、「ディジョンマスタード」なら聞いたことのある人が多いのでは?
エドモンド・ファロ (Edmond Fallot) は、ブルゴーニュの伝統的な製法でマスタードを作っている老舗メーカー。
多くのマスタードはカナダ産のマスタードシードを原料にしていますが、ここのプレミアムマスタードはブルゴーニュ産のマスタードシードとAOC白ワインを使用。なんとも贅沢!
色んな味があって試食もできるので、お土産にマスタードを購入するのもおすすめです。
7. La Fine Heure
ディジョン滞在中に感動したレストランを7つ目の観光スポットとして紹介!
「La Fine Heure」はミシュランの星を獲得したレストランで、ブルゴーニュの伝統的な料理を堪能できます。
ミシュランといっても肩肘張らずに楽しめる、ディジョンの地元ビストロといった雰囲気。
写真左、ディジョン料理の「ガストン・ジェラール」は、鶏肉とブルゴーニュワイン、マスタード、コンテチーズなどをオーブン焼きにした一品。
写真右はブルゴーニュ料理の名物「エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ」。どちらもブルゴーニュワインとの相性ばっちりでした。
ディジョンのおすすめホテル
ディジョンのホテルは、パリと比べてグッと料金が抑えられるのがうれしいポイント。せっかくディジョンを訪れたのなら、ぜひ2〜3泊は滞在して欲しいもの。
ここではディジョン観光にオススメのホテルを2つ紹介します。
グランド ホテル ラ クロシェ ディジョン M ギャラリー
ディジョンを代表する5つ星ホテルがこちら。
風格ある建物で、夜のライトアップもとても美しいです。
ポルト・ギヨームのすぐそばにあって、ロケーション抜群。目の前にはダルシー庭園もあるので、朝のお散歩にもオススメです。
オテル オセアニア ル ジュラ ディジョン
ディジョン駅からすぐ、駅とポルト・ギヨームの間に位置する4つ星ホテルです。
筆者は今回こちらに滞在しましたが、高級すぎずチープすぎずで、洗練された客室で快適に過ごすことができました。スタッフもフレンドリー。
朝食のビュッフェも美味しかったです。