千と千尋の神隠しのモデルと言われる「九份」とは
千と千尋の神隠しのモデルと言われる「九份」は、昔の建物が多く並んだレトロ感を感じられる風景が魅力の街です。台湾の首都である台北からは少し距離がありますが、直行バスや電車、タクシーを組み合わせて移動できます。
宮崎駿監督のアニメ作品「千と千尋の神隠し」の舞台になったと言われており、日本から多くの観光客が訪れている人気の観光スポットです。
千と千尋の神隠しのモデルってデマ?
「千と千尋の神隠し」の監督である宮崎駿氏やスタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫氏は「九份をモデルにしたわけではない」と明言しており、台湾の九份には行ったこともないそうです。
実際には、江戸東京たてもの園の中にある文具店「武居三省堂」・銭湯「子宝湯」や愛媛県松山市にある道後温泉から影響を受けたとされています。
千と千尋の神隠しのモデルと言われる九份の観光スポット
阿妹茶樓(あめちゃろう)
九份には古風で趣のある伝統茶屋がいくつかありますが、「千と千尋の神隠し」の舞台になってるではないのかと言われるのは「阿妹茶樓(あめちゃろう)」です。
ノスタルジックな雰囲気と瓦屋根に連なる赤提灯を見た多くの観光客が、「千と千尋の神隠し」に登場する湯婆婆の油屋に似ていると感じたのかもしれません。
テラス席からは九份の街並みを一望でき、台湾茶と一緒に九份名物の草仔粿や芋圓などのスイーツを味わえます。
「千と千尋の神隠し」の世界観が味わえる九份のおすすめグルメ
肉圓(バーワン)
「千と千尋の神隠し」の主人公、千尋のお父さんとお母さんが食べていたゼラチンのようにトロッとした食べ物に似ていると言われているのが、台湾の伝統料理のひとつである肉圓(バーワン)。
お肉の餡がデンプンで作られた透明な生地に包まれた、日本ではあまり見かけない見た目と不思議な食感の食べ物です。
九份の基山街にある「金枝紅糟肉圓」で食べられるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
花生捲冰淇淋(ピーナッツ巻アイスクリーム)
ピーナッツとパクチーとアイスクリーム!?考えた事もない組み合わせですが、意外にも、夢中でほおばってしまうくらい美味しいです。
また、ピーナッツを豪快に削って作る様子は、見ているだけで楽しくなりますよ!食材の組み合わせだけでなく、視覚的なエンタメ要素も楽しめるので、ぜひ訪れたいですね。
臭豆腐
近くにあるのがすぐに分かるくらい、強烈な匂いの臭豆腐。その匂いから、食べず嫌いな方も多いですが、実際に一口食べたら揚げ豆腐のように「普通に美味しい」という意見が多いです。
食べる時は台湾のキャベツの漬物と一緒に食べるのが定番ですよ!ぜひ食べてみてください!
阿柑姨芋圓(いもだんご)
タピオカに近いプニプニとした、歯応えのある食感。芋圓(うえん)と呼ばれる団子が台湾では人気です。そしてこの団子、実は芋で作られています。
よく台湾のかき氷やデザートに入っていて、地元の人々に愛されています。九份では「阿妹茶樓」が一番人気のスイーツスポットとなってます。ぜひ、見逃さないでくださいね!