近年じわじわと人気を集めている「クルーズの旅」。
従来の旅行に比べて移動のストレスがなく、船上での非日常体験は一度あじわったらやみつきになる人が続出。
海外旅行先ではもちろん、日本国内でも日本船や外国船などさまざまなクルーズ客船が運航しています。
今回は、そんな中でもクルーズ界を代表する存在「プリンセス・クルーズ」が運行する「ダイヤモンド・プリンセス」を体験してきました!
実際に乗船してみての所感は、ざっくり以下のとおり。
乗る前 | 乗った後 |
---|---|
クルーズって敷居が高い…? | 1泊1万円台〜でこの内容はリーズナブル |
食事は船の上だし期待できないかな? | 船の上であることを忘れる絶品料理たち |
船の上で退屈しないかな? | 体験しきれないほどの充実したイベント |
9泊も船の上で疲れないかな? | 徹底されたホスピタリティとくつろぎの時間 |
この記事では、それぞれのポイントの詳細を徹底解説!
初めてクルーズ旅に行かれる方にもオススメしたい「ダイヤモンド・プリンセス」の魅力を紹介します。
目次
- プリンセス・クルーズって?
- ダイヤモンド・プリンセスって?
- プリンセス・クルーズの料金
- ダイヤモンド・プリンセスの食事
- ダイヤモンド・プリンセスの過ごし方
- クルーズ旅の革命「メダリオン」
- 寄港地での観光
- プリンセス・クルーズ まとめ
- プリンセス・クルーズ よくある質問
プリンセス・クルーズって?
「プリンセス・クルーズ」は、1965年にアメリカで設立されたクルーズ会社。
世界最大の国際的なプレミアムクルーズラインで、現在は14万トンを超える大型客船から3万トンの小型客船までの合計18隻の客船を所有しています。
乗客数は毎年200万人以上にものぼり、世界中の60か国、380以上の港を旅しています。
2023年は日本発着クルーズ10周年を迎えた記念すべき年なんです!
ダイヤモンド・プリンセスって?
「ダイヤモンド・プリンセス」は、プリンセス・クルーズが所有する大型豪華客船のひとつ。
実は日本生まれのクルーズ船で、三菱重工長崎造船所で造船されたもの。
10万トン以上の大型客船には、スクリーン付屋外プールをはじめとした複数のプールや、ブロードウェー並みのショーが楽しめるシアター、本格的なレストランやバーが多数そなわっています。
外国船でありながら日本語対応や日本食も充実しているので、日本人の方にも大人気のクルーズなんです!
プリンセス・クルーズの客室(キャビン)の種類
プリンセス・クルーズの主な客室は5種類。
内側(窓なし)、海側(窓あり)、海側バルコニー付き、ジュニア・スイート、スイートから選べます。
通常はツイン客室ですが、事前リクエストでダブルに変更することも可能。また3〜4人対応の客室もあり、エキストラベッドを追加できます。
お部屋は1日複数回、外出中に担当スタッフが綺麗に整えてくれる(タオル交換含む)ので、いつでも快適な部屋でくつろげました。
主な客室アメニティ
電話、セーフティーボックス、冷蔵庫、ヘアドライヤー、タオル、シャンプー、コンディショナー、ボディーローション、石鹸、テレビ、空調設備(温度調整可能)
日本発着のダイヤモンド・プリンセス:ポット、お茶セット、スリッパもあり
プリンセス・クルーズの料金
プリンセス・クルーズの料金は、通常の宿泊施設と同様に、客室(キャビン)のグレードによって異なります。
また料金プランがスタンダードからプレミアムまで3つあり、客室の種類とプランのかけ合わせで料金が決まります。
もっともベーシックなプラン「プリンセス・スタンダード」だけでも、「移動費」「食費」「宿泊費」「船内アクティビティ」など、クルーズ旅に必要な費用がほとんど含まれています。
それに加え、アルコール含むドリンク飲み放題(上限あり)や無制限高速Wi-Fi、滞在中のチップ免除が含まれたアップグレードプランが2つ。
目的に応じてプランを選べば、リーズナブルな船の旅が楽しめます!
1. プリンセス・スタンダード(基本となるクルーズ代金)
- 移動費、食費、宿泊費、船内アクティビティ等(※)
- メダリオン・クラスのサービス
※飲み物や有料ストランでの飲食、船内でのショッピング、スパ(温泉)、エステ、マッサージ、ランドリー、船内チップ、寄港地でのツアーなどの費用は含まれません。
2. プリンセス・プラス(1泊あたり+8,500円)
スタンダードに追加で、以下の特典(1泊あたり18,500円相当)が利用できます。
- 15ドルまでのドリンク(アルコール含む※)
- 無制限高速Wi-Fiが無料(1名1デバイス)
- 滞在中のチップ免除
- プレミアム・デザート(1日2個まで)
- フィットネス・クラス(1クルーズ2クラスまで)
- ジュース・バーのドリンク(無制限)
※アルコール飲料は、24時間ごと(午前6時更新)に15杯までがパッケージ利用の上限となります。
3. プリンセス・プレミア(1泊あたり+12,500円)
スタンダードに追加で、以下の特典(1泊あたり33,500円相当)が利用できます。
- 20ドルまでのドリンク(アルコール含む※)
- 無制限高速Wi-Fiが無料(1名4デバイス)
- 滞在中のチップ免除
- スペシャリティ・レストラン(有料)のお食事2回分
- プロカメラマンによるフォトパッケージ(デジタルデータ+印刷3枚)
- プレミアム・デザート(無制限)
- フィットネス・クラス(無制限)
- ジュース・バーのドリンク(無制限)
- メダリオン専用アクセサリー
- プリンセス・シアターの座席予約(オリジナルのプロダクション・ショーのみ)
※アルコール飲料は、24時間ごと(午前6時更新)に15杯までがパッケージ利用の上限となります。
お酒が好きな方は、ぜひ2か3のアップグレードプランがオススメ!
食事が食べ放題なのに加え、お酒まで飲み放題(※上限あり)になるので、極上の贅沢があじわえます。
子ども料金はある?
- 子ども料金はなく、0歳から大人と同額になります。3人以上で同室利用の場合、3〜4人目に割引料金が適用されます。 ※クルーズ毎に乗船制限があるので、予約時にご確認ください。
- プリンセス・プラスまたはプリンセス・プレミアを選択した場合、乗船日時点に20歳未満の方にはコーヒー&ソーダ・パッケージが提供されます。
Klookなら、ダイヤモンド・プリンセスの日本発着クルーズが割引料金でお得に予約できます。
数量限定のセールなので、早めの予約がオススメです!
ダイヤモンド・プリンセスの食事
船の上であることを忘れる絶品料理たち
ダイヤモンド・プリンセスといえば、船の上とは思えない本格的な食事が楽しめるのも人気の理由のひとつ。
船内にはさまざまなレストランがあり、シチュエーションによって選ぶことができます。
- メイン・ダイニング(無料)
- ブッフェ・レストラン(無料)
- ピッツェリア / ハンバーガーグリル(無料)
- スペシャリティ・レストラン(有料)
メイン・ダイニング(無料)
ダイヤモンド・プリンセスに5か所ある、メインダイニング。毎日フルコースがあじわえます。
本格的な朝食から昼食(※終日航海日のみ)、アフタヌーンティーまで、「これが全部無料?」と驚いてしまうほどの充実さ。
日替わりメニューや、和食メニューもあるので、毎日楽しめちゃいます!
ブッフェ・レストラン(無料)
好きな料理を好きなだけ、ブッフェスタイルのレストラン「ホライゾン・コート」は、まさにダイヤモンド・プリンセスの台所!
早朝から深夜まで、1日5回メニューが入れ替わるので、ちゃんとした食事はもちろん、小腹が空いた時の軽食利用にもオススメです。
ピッツェリア / ハンバーガーグリル(無料)
プールサイドで美味しい匂いを漂わせているのが、注文を受けてから目の前でグリルするハンバーガーやホットドック。
生地から手作りするイタリア風ピッツァも、驚くほど本格的な美味しさなんです。
スペシャリティ・レストラン(有料)
各国の本格的な料理を提供するスペシャリティ・レストランは、追加料金を支払うことで利用できます。
寿司レストランでは、活きの良いネタでつくるお寿司やお刺身のほか、日本各地の銘酒もずらり。こちらは一般のレストランと同様に、注文したメニューの分だけ料金を支払います。
イタリアンレストラン、ステーキハウスは事前予約制。1名ごとのカバーチャージを支払うことで、ボリューム満点のコース料理が楽しめます。
席に限りがあるので、クルーズ参加が決まったら早めの予約がオススメです!
ダイヤモンド・プリンセスの過ごし方
退屈ゼロ。体験しきれないほどの充実したイベント
ダイヤモンド・プリンセスに乗船して驚いたのが、「船内アクティビティが充実しすぎていて、全部はやり尽くせない!」ということ。
早朝から深夜まで、ダイヤモンド・プリンセスは飽きさせることがありません。
カルチャー教室やワインテイスティング、アートオークション、シアターでの本格ショーなど、どれに参加するか迷ってしまうほど。
たっぷり時間があるクルーズ旅行だからこそ、普段では出会えないような趣味に出会えたり、自分を高める学びができたりするかもしれません。
また船内イベントに参加しているうちに顔なじみの方ができたり、新しい出会いがあったりと、普段出会えないような方との交流も楽しめます!
船内イベントは船内新聞でチェック!
毎日客室に配られる船内新聞「プリンセス・パター」を見れば、1日のスケジュールが一目でわかります。
船の入出港時間、日の出・日の入りの時刻もこちらでチェック。さらに夜のドレスコード有無もこちらで案内されます。
クルーズ旅の革命「メダリオン」
帰りたくなくなる!徹底されたホスピタリティとくつろぎの時間
今回ダイヤモンド・プリンセスに乗船して感動したのが、ウェアラブル・デバイス「メダリオン」の最先端テクノロジー。
CES®2019にてイノベーション・アワードを受賞した、プリンセス・クルーズだけの革新的なサービスです!
乗船時に1人1つ渡され、ネックレスやブレスレットにして身につけられます。
メダリオンでできること(一例)
- 客室のスマートキー:メダリオンを装着した状態で自分の客室に近づくと、ドアが自動で解錠されます。
- 商品のご注文とお届けサービス:メダリオンと連携させたアプリや客室のテレビから、食事や飲み物の注文が可能。いつでもどこでも、メダリオンで位置情報が認識され、船内のどこにいても届けてもらえる感動モノのサービスです。
- 同行者の位置確認:専用アプリを利用すれば、船内にいる家族や友人の居場所を確認することができます。
- 船内のルート案内:同行者の場所はもちろん、目的地までのルートをナビゲートしてくれるので、広い船内でも迷わずスムーズに移動できます。
- 非接触決済:専用アプリを利用して、フードやドリンクなどを非接触で購入できます。利用明細はアプリや客室のテレビで確認できます。
プリンセス・クルーズ寄港地での観光
クルーズの旅の醍醐味といえば、寝ている間に目的地に移動でき、スーツケースをおいて身軽に観光できること!
プリンセス・クルーズの日本発着クルーズの場合、韓国(釜山またはチェジュ島)か台湾(基隆)に立ち寄るのがベースに。
それに加えて国内のいくつかの寄港地を経由するので、一般的な旅行では難しいような複数の目的地を一気にめぐれます。
寄港地では各種ツアーも用意されていて、事前予約が可能。またタクシーや無料シャトルも利用できるので、乗船後に困ることはありません。
海外の寄港地での両替は?
海外の場合は現地の通貨が必要になりますが、当日港で両替所が準備されるので、事前の用意がなくても安心!
また帰船時にも両替サービスやショッピングコーナーが利用できるので、外貨が余っても心配無用です。
今回私が参加したのは「沖縄・台湾リゾートクルーズ9日間」で、寄港地は沖縄(那覇と石垣島)と台湾(基隆)の3か所。
那覇では「国際通り」まで、石垣島では「石垣港」まで無料シャトルがあるので、下船後すぐに観光できました。
石垣島では、石垣港からフェリーを利用して竹富島に行きました。片道15分ほど。
竹富島では島内観光バス(※)を利用して、コンドイ浜での海水浴、カイジ浜での星砂探し、竹富島集落での散策・ランチを楽しみました。
※大人300円・小人150円 / 乗港出発以外は完全予約制 / 当日の予約が必要
台湾(基隆)では、九份と十分を観光しました。下船してすぐのタクシー乗り場から、それぞれ30分ほどの距離です。九份から十分までは車で40分ほど。
十分ではあこがれのランタン飛ばしを体験。九份では『千と千尋の神隠し』でおなじみの風景や、ティーハウスでの台湾茶、屋台の食べ歩きを楽しみました。
船に戻るにはまだ早い、ということで、基隆港から歩いていける距離にある「基隆廟口夜市」で台湾観光のしめくくりを。
夜市といっても昼から営業しているお店が多く、B級グルメが楽しめることで地元の人にも大人気。ディープな台湾をあじわいたい方はぜひ!
たった1日でも寄港地をめいっぱい観光することができ、大満足でした。
今回筆者は個人旅行をしましたが、言語が不安な方や確実にポイントをおさえたい方は、寄港地ツアーに参加するのをオススメします。
プリンセス・クルーズ まとめ
船内の時間はもちろん、寄港地での観光まで大充実の日々となったプリンセス・クルーズの旅。
おすすめポイントが多すぎて困ってしまうくらい、また絶対に参加したい!と思える旅となりました。
- 実はリーズナブル!豪華な食事もクルーズ代金にコミコミ
- 船内は楽しいイベントが盛りだくさん!1日中、船上のどこかでイベントが開催されているので、移動中も退屈する暇なし
- 移動は寝ている間に。寄港地では、スーツケースを船内において身軽に観光できる
- 船内は日本語対応OK!日本語スタッフは150名以上
- プリンセス・クルーズだけ!ウェアラブル・デバイス「メダリオン」が便利すぎ
Klookなら、ダイヤモンド・プリンセスの日本発着クルーズが割引料金でお得に予約できます。
数量限定のセールなので、ぜひチェックしてみてください。
プリンセス・クルーズ よくある質問
プリンセス・クルーズのドレスコードは?
日中はカジュアルな服装でOK。夜は「スマートカジュアル」または「フォーマル」いずれかのドレスコードが設定されていて、毎日船内新聞で案内されます。
- スマートカジュアル:レストランや観劇に行く際の服装
- フォーマル:結婚式や披露宴に招待されたときの服装
なお船内冷房や気温の下がる朝夕に備えて、長袖やカーデガンなどの羽織ものを持参することを強くオススメします。
※「フォーマル」の日は、クルーズ日数が6泊以下の場合は1回、7泊以上の場合は2回を予定されています。
プリンセス・クルーズの船は揺れる?
大型客船は波の影響を受けづらく、横揺れ防止装置を搭載しているため、船の揺れは大幅に解消されています。
船内の医務室やショップで薬の用意もありますが、心配な方は酔い止めを持参すると安心でしょう。
プリンセス・クルーズのチップ代はいくら?
プリンセス・クルーズでは、ダイニングルームのスタッフ、客室係への心付けとして、自動精算制チップを採用しています。
- バーやラウンジ、ダイニングルームでのアルコール飲料等に18%のサービス料
- スパ・ビューティーサロンの利用時に15%のサービス料
- 客室(キャビン):グレードによって16〜18ドル(1泊あたり)
※アップグレードプランの「プリンセス・プラス」「プリンセス・プレミア」であれば、これらのチップ代が免除されます。
プリンセス・クルーズはどこの国に本社がある?
プリンセス・クルーズは、1965年にアメリカで設立されました。
世界最大の国際的なプレミアムクルーズラインで、現在14万トンを超える大型客船から3万トンの小型客船までの合計18隻の客船を所有しています。
日本発着クルーズの運航は、2014年より開始しました。
プリンセス・クルーズの定員は何人ですか?
船の種類によって異なりますが、ダイヤモンド・プリンセスの場合は、乗客定員2,706人、乗組員数1,100人とされています。
乗客数に対して乗組員数を十分にすることで、徹底したホスピタリティが実現しているんです。
プリンセス・クルーズに持ち込めないものは?
お客様と乗組員の安全を妨げる可能性があるものの持ち込みは禁じられています。
飛行機とは異なり、荷物の重量制限はありません。
プリンセス・クルーズにアルコールは持ち込めますか?
乗船地でのみ、ワインまたはシャンパン1本(いずれも750ml以下)を無料で持ち込むことができます。レストラン等のパブリックエリアで飲む場合、開栓料として15ドルが船内会計に加算されます。
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