ガイドブックに必ず載っている、ソウル観光の定番スポット「景福宮」。
韓流ドラマや映画にも数多く登場している、韓国のシンボルでもあります。国の史跡に指定されており、広大な敷地内は見どころがいっぱい。
そこで今回は、景福宮にフォーカス!知って役立つお得な情報も紹介します。
目次
- 景福宮って?
- 景福宮の歴史
- 景福宮の見どころ
- 景福宮の見どころ|光化門(クァンファムン)
- 景福宮の見どころ|興礼門(フンレムン)
- 景福宮の見どころ|勤政殿(クンジョンジョン)
- 景福宮の見どころ|慶会楼
- 景福宮の滞在時間
- 景福宮へのアクセス
- 景福宮周辺のおすすめスポット
- よくある質問
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景福宮って?
「景福宮(キョンボックン)」は朝鮮王朝の王宮です。
ソウルの中心部に12万坪以上にもなる広大な敷地をもち、ソウルにある五大王宮のなかでも最大規模かつ、優れた建築美を誇ります。
敷地内には国宝や宝物に指定された文化財が数多くあり、国立古宮博物館や国立民俗博物館もあるので見どころが豊富。韓国ソウルの定番観光スポットとして、年間を通して多くの旅行者が訪れています。
風水に基づいて白岳山のふもとに創建された景福宮は、パワースポットとしても有名です。四季折々の自然が景福宮の壮麗さを引き立てる、趣ある風景も見どころとなっています。
韓服で訪れると入場無料に!
韓服を着て、チケット売り場でパスポートを提示すると、景福宮に無料で入場できます。韓服を着る機会はなかなかないので、韓流時代劇の主人公になったつもりで、景福宮を巡ってみてはいかがでしょうか。
景福宮周辺には韓服のレンタルショップがあり、ヘアセットまでしてくれます。
混み合うことがあるので、韓服レンタル・韓国風ヘアセットは事前の予約がオススメです。
日本語ガイドツアー
景福宮内では、水曜日〜月曜日の10:00と14:30に日本語のガイドツアーが行われています。しかも無料なので、ぜひとも参加したいところ。興礼門をくぐった右側の案内所が集合場所です。
景福宮の歴史
景福宮は日本では室町時代だった1395年に創建されました。
約200年に渡って王宮であり政治の中心でもありましたが、1553年の大火、1592年「文禄・慶長の役」の戦火によって焼失。その後270年以上もの間、再建されることはありませんでした。
1868年に創建当時の規模にまで復元されたものの、再び王宮としての役割を担ったのはわずか数十年あまり。1910年の日本による韓国併合後、勤政殿や慶会楼などを除き取り壊されてしまいます。
1945年の解放を経て、1991年に復元工事が起工。現在も復元工事が進んでおり、完了予定は2030年とされています。
景福宮の見どころ
数々の見どころがある景福宮のなかでも、とくに外せない4か所を紹介します。
もし時間に余裕があれば、慈慶殿(宝物)、香遠亭(宝物)、思政殿(宝物)、修政殿(宝物)にもぜひ立ち寄ってみてください。
1. 光化門(クァンファムン)
景福宮の正門。焼失と再建を繰り返したのちに移築されましたが、2010年に元あった場所での復元工事が完了しました。
正面の光化門広場からは、白岳山(ペガクサン)をバックにその堂々たる姿を見ることができます。
光化門前では、水曜日〜月曜日の10:00と14:00に守門将交代儀式が行われます。景福宮観光の見どころのひとつになっているので、お見逃しなく!
2. 興礼門(フンレムン)
光化門をくぐった先にある中門。1916年に取り壊されてしまったものの、2001年に復元されました。
門の中央は王の御輿が通る入口であり、手前の階段には鳳凰や唐草模様の装飾が施されています。
興礼門の先には景福宮の正殿に続く勤政門があり、興礼門と勤政門の間の庭には、王の護衛のための近衛隊が配置されていました。
3. 勤政殿(クンジョンジョン)
国宝第223号に指定されている景福宮の正殿です。
公式行事や外国からの使臣との接見などに利用されていました。
玉座の頭上には天蓋があり、その内側には王の象徴とも言うべき龍の装飾が施されています。吹き抜けの天井も色鮮やかで、まさに壮麗。正殿を囲む月台の手すりには、魔除けや縁起がいいとされる動物などの石像が多数配置されており、それも特徴です。
4. 慶会楼(キョンフェル)
池の上に建てられた大きな楼閣で、国宝第224号に指定されています。
王と臣下との宴の場や、外国からの使臣との接待の場でした。
通常、内部は公開されていませんが、春〜秋の期間のみ事前予約制で公開されます。天井の色鮮やかな装飾や、池の上からの趣ある風景を目にできる貴重な機会なので、タイミングが合う方には予約がオススメ!予約は景福宮HPから。
国立民族博物館にも行ってみよう!
韓国の人々の暮らしをテーマに、歴史や風習などを興味深い数々の展示から学ぶことができます。屋外展示も話題になっており、1960〜70年代の街並みを再現した「思い出の通り」はレトロな写真映えスポットとしても人気です。
景福宮敷地内にあり入場は無料。1時間ほどで館内を巡ることができます。
景福宮の滞在時間
見どころを押さえて巡れば1時間半〜2時間ほど。敷地内の博物館などを訪れたり、韓服を着ての撮影をゆっくり楽しみたい方は、余裕を持って訪れるのがオススメです。
景福宮へのアクセス
地下鉄3号線 景福宮駅 5番出口から徒歩約3分
住所:161. Sajik-ro, Jongno-gu, Seoul, 03045
Google mapはこちら
景福宮周辺のおすすめスポット
景福宮からアクセスしやすい、おすすめスポットを紹介!
昌徳宮(チャンドックン)
1405年に創建された景福宮の離宮で、世界文化遺産に登録されています。
1592年に焼失した景福宮に代わって、270年以上も王宮としての役割を担っていました。韓国の伝統的な木造建築による造形美や、後苑(フウォン)と呼ばれる庭園が見どころ。敷地の約半分が後苑であり、四季折々の自然との調和に優れています。
昌徳宮も韓服を着ていれば入場無料。
- 地下鉄3号線 安国駅 3番出口から徒歩5分
北村韓屋村(ブッチョンハノクマウル)
韓国の伝統建築家屋「韓屋(ハノク)」が軒を連ねる、レトロな雰囲気が漂うエリア。
1930年頃の趣を残したまま、現在も多くが住居となっています。一部は改装を経て、伝統文化などを学べる場やおしゃれな韓屋カフェなどに生まれ変わりました。北村八景と呼ばれる写真映えスポットもあるので、のんびり巡ってみてはいかがですか。
- 地下鉄3号線 安国駅 2番出口から徒歩15分
土俗村(トソクチョン)
景福宮を訪れるなら、食事スポットはここがイチオシ!韓屋づくりの建物が特徴的な、参鶏湯(サムゲタン)の名店です。
韓国料理の代表ともいえる参鶏湯は、夏の補養食。夏バテや疲労回復にも効果が期待できるので、旅の途中に英気を養うにはぴったりかもしれません。
地下鉄3号線 景福宮駅 2番出口から徒歩3分
ソウルシティツアーバスもオススメ!
景福宮の光化門前には、ソウルシティツアーバスが停車します。
明洞、東大門市場、Nソウルタワー、昌慶宮、昌徳宮、仁寺洞・北村、青瓦台など15の停留所を循環。
チケットがあれば1日乗り降り自由なので便利です。
よくある質問
景福宮、なんて読む?
「キョンボックン」と読みます。
「景福宮」とはどういう意味?
「景福」は大きな幸せを意味しています。
中国最古の詩篇「詩経」にある「君子萬年、介爾景福」から景福をとったとされており、王や人々の繁栄と幸せを願う一節です。
景福宮の入場時間は?
1月、2月、11月、12月 09:00〜17:00
3月〜5月、9月、10月 09:00〜18:00
6月〜8月 09:00〜18:30
※最終入場はいずれも1時間前まで
定休日:火曜日
景福宮は何遺産?
景福宮は国の史跡 第117号に指定されています。
戦火による焼失、再建などを経て2023年現在も復元工事中であり、世界遺産には登録されていませんが、国宝や宝物に指定された多くの文化財を見学することができます。
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