一度は登りたいダイヤモンドヘッド
ハワイと言ったらワイキキビーチにダイヤモンドヘッド !ワイキキビーチは誰もが訪れたことがあるけれど、ダイヤモンドヘッドは…?意外にも行ったことのある方は少ないはず。
初めてダイヤモンドヘッドに行く方も、これさえ読めばOK!オンライン予約の方法や行き方、オススメのツアーまで、徹底解説します。
目次
- ダイヤモンドヘッドって?
- ダイヤモンドヘッドはオンライン予約が必要に
- ダイヤモンドヘッドへの行き方
- おすすめのダイヤモンドヘッドツアー
- ダイヤモンドヘッド登山に挑戦してみた
- ダイヤモンドヘッド基本情報
ダイヤモンドヘッドって?
ダイヤモンドヘッドはオアフ島最南端の海沿いにあり、ワイキキから車で約10分の場所にあります。標高はわずか232m。頂上までは約1.1km、片道約40分のハイキングコースが整備されています。
さかのぼること19世紀。英国の船乗りがここで見つけた輝く石をダイヤモンドだと勘違いしたことから「ダイヤモンドヘッド」と名付けられたのだそう。
山のように見えるダイヤモンドヘッドですが、実は大昔に噴火した死火山。そのため中央がクレーターとなり、くぼんでいるのです。
ダイヤモンドヘッドはオンライン予約が必要に
2022年5月12日以降、ダイヤモンドヘッド州立自然記念公園に入場するためには事前のオンライン予約が必要になりました。
※ハワイ州免許証・ID保有者は予約不要、入場料も無料です。
オンライン予約は訪問日の14日前から可能。人気の日はすぐに埋まってしまうので、早めの予約がオススメです!
ダイヤモンドヘッド 料金表
種類 | 料金 |
---|---|
旅行者(4歳以上) | $5 |
旅行者(3歳以下) | 無料 |
駐車場(1台) | $10 |
予約はこちらから。入園のみなら "Entry Only"、駐車場を利用する場合は "Parking and entry" を選びます。
支払いはクレジットカードのみ。払い戻しはないためご注意を!
ダイヤモンドヘッドへの行き方
ダイヤモンドヘッドには、さまざまな方法で行くことができます。
- タクシー/Uber
- バス
- ワイキキトロリー
- レンタカー
- ツアー
結論から言うと、グループでの旅行または料金を気にしないのであればタクシー/Uber、最安なのはバス、レンタカーがあるなら車、となります。
しかし個人で行く場合は、事前にオンライン予約をする手間があったりと大変。手間なく楽しみたい方は、ツアー参加がオススメです!
(1)タクシー/Uber
- ワイキキから約10分
- タクシーは$15、Uberは$12前後(チップ込み)
- 早朝はつかまりにくいかも?
- 帰りはタクシー乗り場があるが常に待機しているわけではないので注意
(2)バス
- ワイキキから約20〜30分
- 片道$2.75
- 23番(30分間隔)はダイヤモンドヘッド・クレーター入口まで行ける
- 2番(10〜15分間隔)は一つ手前のKCCまでしか行けない
- いずれも降車したバス停から登山口まで徒歩15分
(3)ワイキキトロリー
- ワイキキから約20〜30分
- 1日1ライン乗り放題で$25(ワイキキトロリー乗車パス)
- “ダイヤモンドヘッド観光コース”のグリーンライン(35分間隔)
- 登山口まで行ける
- 観光スポットを複数周りたい方にオススメ
(4)レンタカー
- ワイキキから約10分
- 駐車場は$5(乗車している人の入場料込み)
- 6:00の開園前は長蛇の列ができることも
- 日中や休日は満車になることも
(5)ツアー(日の出鑑賞の場合)
- 集合は朝5時代
- 開園の6:00に到着できる
おすすめのダイヤモンドヘッドツアー
大人気のダイヤモンドヘッドとだけあって、ツアーもさまざま。
今回は筆者も実際に体験して大満足だった、“たった3時間” で楽しめる「ダイヤモンドヘッド 日の出鑑賞・ハイキングツアー」をご紹介します!
誰でも無理なく登ることができ、山頂からの眺めはまさに絶景。限られた日数のハワイ滞在でも予定に組み込みやすいのがうれしいポイントです。
ちなみに山頂から日の出を拝めるのは冬場の12月〜3月頃のみですが、夏場も間違いなく絶景を楽しむことができます!
ポイント
- 運動不足の人でも安心なレベル
- たった3時間とは思えない充実感
- 登山証明書、記念写真撮影付き
- ツアー終了が朝の8時
- 日本語ガイドなので安心
持ち物
- 水
- 汗拭き用のタオル
- 薄手のアウター(パーカーなど)
- ライト(スマホのライトでもOK)
- スニーカー(意外と滑ります)
年齢制限
- 特になし。0〜2歳は無料、3歳〜12歳は子ども料金。
- 早朝は道が暗くて危険なので、きちんと足元に気をつけて歩ける年齢がベター。
- 往復1時間ちょっとのコースに対して、滞在時間は1時間半ほど。お子さんのペースでゆっくり歩きたい場合は、ツアーではなく個人参加が安心。
ダイヤモンドヘッド登山に挑戦してみた
ここからは、筆者が2020年3月に参加した時の様子を紹介します。
ホテルを出てからホテルに帰るまで “たった3時間” で楽しめるのに、とっても満足度の高いツアーでした!
午前4時すぎ。窓の外はまだ真っ暗ですが、がんばって起きます。集合には絶対に遅れられないので、「起きなきゃ!」となるのもツアーの大きなメリットかも。
集合場所は、ホテルから歩いてすぐのDFSギャラリア(※宿泊ホテルにより異なります)。まだ夜もあけていなかったので肌寒かったです。ぜひ羽織りものを忘れずに!
日本人ガイドさんのお迎えでバンに乗り込み、いざダイヤモンドヘッドへ。車窓から見える、人がまばらなワイキキの街並みも新鮮です。
すぐにダイヤモンドヘッド州立自然記念公園に着くのですが、すでに開園を待つ車の列が。
6時の開園とともに入園。ガイドさんからは「7時半までにバンに戻るように」との案内があり、さっそく登山開始!
滞在時間は1時間半です。
バンを降りて人の歩く方に向かうのですが、何しろまだ真っ暗。星が綺麗に見えるほどです。実際に帰りまで、こんな看板があることにも気づきませんでした!
ちなみにトイレは、この看板の右側にあるもののみ。不安な方は必ず済ませていきましょう。
しばらくは整備された道が続きます。目も徐々に暗闇に慣れていき、上を見上げて星空にうっとりする余裕も。周りも楽しそうにおしゃべりしている方ばかりです。
しばらくすると、突然足場が悪くなります。軽くつまずいてしまったり、スマホのライトで足元を照らし出す人も。
そのうち道がうねうねとカーブを描きだし、足元もどんどん悪くなっていきます。前の人のスマホのライトにあやかっていた私も、いよいよ自分でライトをかざして真剣に歩くように。
途中途中で町並みや海が見渡せるスポットがあり、その美しさについ足を止めて写真を撮ってしまいます。
少しずつ心拍数が上がり、羽織っていたパーカーを脱いで腰に巻き。程よい汗と、どんどん澄んでいく空気が、とにかく気持ちいい!
そして道中はじめての階段を経て、狭い洞窟を抜けるのですが、このくらいから往路の人とすれ違うように。(きっとローカルの人たち。早い!)自然と笑顔になり、“Hi.” “Good morning.” などと声を掛け合います。見ず知らずの人と交わす挨拶、日本ではなかなかないですよね。素敵。
「なんだダイヤモンドヘッド最高じゃん。思っていたより楽勝だし。来てよかったなー。」と思いはじめた頃、突如目の前にそびえ立つ急な階段。なんとその数、99段。
心を無にして登ります。途中で休憩しているおじいちゃんも、4〜5歳くらいの小さな子も一生懸命登っていました。
ちなみに、この階段の反対側にあるなだらかな道を進んでも山頂に行けます。が、この階段もまたダイヤモンドヘッドの醍醐味だと思うので、ぜひこちらのルートに挑戦してみてください。
そして高鳴る鼓動がおさまる暇もなく、今度は螺旋階段が登場。
後ろからは「おいマジかよ!」という声が。本当、マジかよ。もはや山というより、階段が険しいという…。
しかしすでに99段の急な階段を乗り越えた私にとって、この螺旋階段はかわいいものでした。そうして昇り終えた先で、ふいに目の前に開ける景色。そう、満月が出迎えてくれました。きらきらと海に反射する美しい月光が、なんたるご褒美。
そうしてまもなく山頂に到着です。着いたー!すでに多くの人が集まり、日の出を待っています。
山頂は風が強く、汗ばんだ身体もクールダウンしはじめるので、再びパーカーを羽織りました。早朝ハイキングは特に、羽織りものがマストですね。
いよいよ待ちわびていた太陽です!「おおー!」「わぁー!」などと歓声があがります。
残念ながら絵に描いたような日の出にはなりませんでしたが、それでも美しい。思わず目を細めてしまうほどの光に、久しぶりに太陽の力強さを感じました。ヒンヤリとした空気が、心なしか暖まっていくような気もします。
この日は厚い雲があったこともあり、太陽を拝めたのは7時頃。うっとり見入るのもつかの間、7時半という集合時間を思い出し、急いで下山します。
帰りはすっかり明るく、行きとは異なる景色を楽しむことができます。下りの方が脚の筋肉を使うのか、すでに筋肉痛の予兆が…。
そしてあっという間に登山口に到着。こんなにかわいいお店も発見!
青い旗のところで待っていてくれるガイドさんが「お疲れ様でした」と登山証明書をくれます。そしてダイヤモンドヘッドを背景に、一眼レンズのカメラで記念写真を撮ってくれます!
このツアーのうれしいポイントは、あの有名なLeonard’s(レナーズ)のマラサダが付いてくるプランが選べること。ワイキキからは少し離れているレナーズ。行列に並ぶ必要もありません!
ほどよく疲れた体に、マラサダのやさしい甘さが染みわたります。外はカリッと、中はふわふわ。お、おいしい〜。レナーズは、甘すぎないこのOriginal(オリジナル)味が好き。
ペロッとたいらげて、またバンへ。車内のみなさんの柔らかな表情から、それぞれに充実した時間を過ごせたことがうかがえます。そうしてバンは、あっという間にワイキキに到着。
大満足な体験ができたのに、まだ朝の8時。なんだか得した気分です!
ほどよい疲労感が気持ち良く、頭もスッキリ。すてきな一日のスタートを切ることができました。
ツアーなら確実に開園に到着することができ、レナーズのマラサダまで食べれて、帰りもホテルまでラクラクです。まだ登ったことのない方は、ぜひおすすめです!
ダイヤモンドヘッド基本情報
📍ダイヤモンドヘッド州立自然記念公園
- 営業時間:6:00〜18:00(16:30最終入園)
- 休園日:なし
- 入園料:1人$1(または車1台につき$5)※現金のみ
- 電話番号: 808-587-0300
- 住所:4182-4190 Diamond Head Road, Honolulu, HI 96816
- 公式サイトはこちら
ハワイで人気のアクティビティ
「スターオブホノルル号」のサンセットディナークルーズは、絶対におさえておきたいアクティビティのひとつ。
ワイキキの街並みとダイヤモンドヘッドの光景を海から眺めながら、贅沢な時間を過ごせます。グルメも絶景もエンターテインメントも楽しめる、コスパ満点のアクティビティです!
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