ヨーロッパ旅行に行くなら要注意! 2025年から、EUのシェンゲン圏に入る際には「ETIAS」の事前申請が必須となります。これまで不要だったビザの代わりに、オンライン申請で承認を受ける必要があるのです。
この記事では、ETIASが必要な国、申請方法、申請費用などを詳しく紹介します。スムーズに申請を済ませて、楽しいヨーロッパ旅行を!
目次
- 1. ETIASとは?
- 2. ETIASが必要な国は?
- 3. ETIASの申請方法は?
- 4. ETIASの承認はどれくらい時間がかかる?
- 5. ETIASは何回使える?
- 6. ETIASが必要ない場合とは?
- 7. ETIAS申請の注意点
- 8. ETIASの導入の背景
- 9. まとめ:日本人旅行者は早めにETIAS申請を!
- FAQ:ETIASに関するよくある質問
1. ETIASとは?
2025年から、EU(シェンゲン圏)に入国する際にETIAS(エティアス)という新しい渡航認証が必要になります。ETIASは、「欧州旅行情報・認証システム」の略で、観光やビジネス目的での90日以内の滞在に必要です。
2. ETIASが必要な国は?
ETIASの申請は、シェンゲン圏の27ヵ国と、**EU加盟国3ヵ国(アイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン)**に入国する日本人旅行者に適用されます。
主要なETIAS対象国:
- フランス
- ドイツ
- イタリア
- スペイン
- オランダ
- ベルギー
- スウェーデン
その他のシェンゲン圏加盟国も含まれます。
ETIASが必要な国一覧はこちらをチェック。
3. ETIASの申請方法は?
ETIAS申請はオンラインで簡単にできます。必要な情報を入力し、申請料(7ユーロ)を支払うことで、最短数分で承認が下りることもあります。
申請ステップ:
- ETIAS公式サイトにアクセス
- 6か月以上有効期限のあるパスポート情報を入力
- 申請料(7ユーロ)を支払う(18歳以下・70歳以上は支払い不要)
- 承認されれば、3年間有効な渡航認証を取得(パスポートの有効期限が3年以内の場合はパスポートの有効期限内までがETIAS有効期限)
4. ETIASの承認はどれくらい時間がかかる?
通常、ETIASの申請は数分以内に承認されることが多いですが、万が一、追加情報が必要な場合は数日かかることもあります。旅行の予定が決まったら早めに申請しておくと安心です。
5. ETIASは何回使える?
ETIASは承認後、最長3年間有効です。この期間内であれば、何度でもシェンゲン圏内の国を訪れることができます。180日の期間に最長90日間の短期滞在であれば、繰り返し利用可能です。
6. ETIASが必要ない場合とは?
- 90日以上の滞在を予定している場合(長期滞在の場合はビザが必要)
- シェンゲン圏以外のEU加盟国(アイルランドなど)を訪れる場合
- スイスやモナコ、サンマリノ、バチカンなど、シェンゲン圏外の国々に行く場合はETIASは不要です。
7. ETIAS申請の注意点
- パスポートの有効期限が申請時点で6か月以上必要です。
- 申請情報に誤りがあると承認されないことがあるため、正確に入力しましょう。
- ETIASはシェンゲン圏内のみ有効で、イギリス(UK)などはETIAS対象外です。イギリスにはETAが必要なのでこちらをチェック。
8. ETIASの導入の背景
ETIASは、EUの安全保障を強化するために導入されるもので、入国時に旅行者の情報を事前に把握することで、テロリズムや犯罪のリスクを減らす目的があります。
9. まとめ:日本人旅行者は早めにETIAS申請を!
2025年から導入されるETIASは、日本人旅行者にとっても重要な渡航手続きの一環です。シェンゲン圏内のヨーロッパ旅行を計画している方は、渡航前にETIAS申請を忘れずに行いましょう。
FAQ:ETIASに関するよくある質問
Q1: 申請後、承認されるまでにどれくらい時間がかかりますか?
A1: 通常は数分以内で承認されますが、最大30日かかることもあります。
Q2: ETIASは家族全員分申請が必要ですか?
A2: はい、家族全員分に対してETIASを申請する必要があります。
Q3: 申請を忘れた場合、どうなりますか?
A3: ETIASなしではシェンゲン圏に入国できないため、旅行前に必ず申請を行ってください。