静岡県熱海市にあるMOA美術館。高台に位置している立地を活かし、最寄りのバス停からメインロビーまでを中世ヨーロッパ風の回廊で覆ったエスカレーターが繋ぎます。
メインロビーからは、熱海の海を一望でき、人気観光スポットです。
今回は、美しい景色と名品を見て、おいしいランチやスイーツを食べられるMOA美術館の見どころ・チケット情報・グルメ事情などを徹底解説!
お得な入場券の情報も紹介しているので、MOA美術館に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
目次
- MOA美術館って?
- 国宝も見られる!MOA美術館の展示作品・見どころ
- MOA美術館のチケット料金、割引情報
- MOA美術館へのアクセス
- MOA美術館はグルメもオススメ!おしゃれなカフェ・レストラン
- 熱海観光ならMOA美術館へ!
MOA美術館って?
静岡県熱海市にあるMOA美術館は、1982年に開館。2016~2017年には改修工事を行いリニューアルオープンしました。
7つの基本構想のうちの1つに「日本文化の情報発信をする美術館をめざす」とあるように、東洋の絵画や工芸品をたくさん展示しています。
作品の総数は約3,500点にものぼり、そのうち3点が国宝、67点が国指定の重要文化財。各時代や美術ジャンルを象徴する優品と出会えるのも魅力です。
飲食コーナーも充実していて、自分好みのおしゃれな料理をいただけるのもおすすめポイント。日本料理店やそば処、ケーキとコーヒーをいただけるカフェなど、全5店舗が敷地内に点在しています。
見晴らしのよさも抜群で、メインロビーや屋外にある「ムアスクエア」からは熱海の海を遠くまで眺められます。
MOA美術館は山と海に囲まれた自然豊かな環境のなかで、のんびりと作品を鑑賞できる美術館です。
国宝も見られる!MOA美術館の展示作品・見どころ
MOA美術館は、国宝3点と重要文化財67点をを所蔵しています。尾形光琳が制作した国宝の「紅白梅図屏風」は、特に美術ファンからの人気が高い作品です。
ほかにも野々村仁清が作った「色絵藤花文茶壺」と、三大手鑑の1つに数えられる手鑑 「翰墨城」は必見。
3点の国宝は定期的に同時公開されることもあり、MOA美術館の目玉作品になっています。
敷地内のいたるところにあるフォトスポットも、MOA美術館の見どころの1つ。建物内だと、メインロビーから見える相模灘の大パノラマと、演能会やコンサートなどで実際に使われる能楽堂は必見です。
日本庭園「茶の庭」には尾形光琳自ら設計し、晩年を過ごした建物を復元した「光琳屋敷」や、「竹取物語」の舞台を思わせる竹林など、日本らしい静かな風情を感じられる景色が広がっています。
エスカレーター入り口と本館の途中にある「円形ホール」も要チェック。万華鏡の投影でドーム状の天井の色が緩やかに変わっていく様子は幻想的で、思わずカメラを向けたくなりますよ。
MOA美術館のチケット料金と割引情報
貴重な美術品や日本の景観、日本庭園など日本文化を楽しめるMOA美術館。当日券もありますが、お得に利用するなら事前購入がオススメです。
Klook(クルック)でMOA美術館の入館チケットを購入しておくと、一般と高大生は当日券より200円安く入館できます。
シニア割引のチケットの金額は当日購入と同じですが、チケットを買うために現地で列に並ぶ手間を省けるのは嬉しいポイント。
種類 | 当日券 | Klook料金 |
一般 | 1,600円 | 1,400円 |
高大生 | 1,000円 | 800円 |
シニア割引 | 1,400円 | 1,400円 |
※中学生以下は無料、障害者割引は800円
※高大生は学生証など証明できるものを持参
※シニア割引の適用は65歳以上(証明できるものを持参)
※障害者割引の適用範囲は本人と付き添いの方1名(証明できるものを持参)
Klookだと24時間いつでも予約ができるため、MOA美術館を訪れる前日はもちろん、旅行当日でもお得なチケットを確保できます。
コンビニで発券する手間もなく、当日はバウチャー画面(QRコード)をかざすだけで入館することが可能。
Klookでチケットを予約する際は、来館時刻を指定する必要はありません。時間に追われることなく、自分たちのペースでMOA美術館へ訪れられるのも安心ですね。
MOA美術館へのアクセス
電車の場合
電車を使って熱海旅行をする方も、JR熱海駅から出発しているバスに乗ってMOA美術館を訪れてみてください。10〜16時の間は約30分おきにバスが出発しています。
JR熱海駅から徒歩でアクセスすることもできますが、MOA美術館へはかなりの急斜面を30分以上登ることになるため、あまりオススメできません。
バスの窓からどんどん広がっていく熱海の海を眺めながら、MOA美術館まで行ってみましょう。
バスの場合
バスを使ってMOA美術館までアクセスする場合は、エスカレーター入り口で下車します。
メインロビーまでは4基の長いエスカレーターを乗り継ぎながら、急斜面を上っていきます。エスカレーターが通っているトンネルには照明が配置されていたり、ドーム状の「円形ホール」では万華鏡が投影されていて、作品を見る前から「美術館に来たんだ」とワクワク感が高まりますよ。
円形ホールを通り過ぎたら、MOA美術館の絶景スポットである「ムアスクエア」と美術館の建物が見えてきます。海景色を記念撮影した後、メインロビーまで向かいましょう。
車の場合
東京方面から約2時間、静岡方面から約1時間半です。
メインロビーまですぐにアクセスできる駐車場1と駐車場2を利用できます。美術館の建物の3階と近接しており、効率的にMOA美術館を巡ることが可能です。
MOA美術館はグルメもオススメ!おしゃれなカフェ・レストラン
MOA美術館は、和食店・カフェ・茶室など5つのお店を併設しています。お腹のすき具合や自分たちの好みに合わせて食事をしやすいのも、MOA美術館の魅力の1つです。
花の茶屋
和食「花の茶屋」では、地元の食材やオーガニック素材を使用した身体に優しい料理を提供しています。焼き物や漆塗りの器に盛り付けてある料理はとても華やか。
季節ごとの旬の食材を使った御膳のほか、熱海産の魚介類を使った海鮮丼や日本酒も提供しています。
二條新町そばの坊
MOA美術館にあるそば処「二條新町そばの坊」では、お蕎麦が食べられます。こだわりぬいた素材を使ってその場で打った蕎麦を使用していて、「本物」の味を堪能できるのが魅力。とろろやかき揚げなど、付け合わせの種類も豊富です。
カフェ
カフェで休憩したければ、「La Pâtisserie du musée par Toshi Yoroizuka」と「the café」があります。
「La Pâtisserie du musée par Toshi Yoroizuka」は2013年のASEAN首脳会談の晩さん会でのデザートも担当した有名パティシエ鎧塚俊彦氏がプロデュースしたお店です。8年間のヨーロッパ修行で培った技術をふんだんに用いたスイーツは、おしゃれでおいしいですよ!
「the café」は、展示品の鑑賞の合間にちょっと立ち寄るのにちょうどよいお店です。世界でわずか0.5%しか流通していない貴重なオーガニックコーヒーを、ガラス張りの店内で相模灘を眺めながらいただけます。
茶室一白庵
日本庭園を眺めながら抹茶と和菓子をいただける「茶室一白庵」も要チェック。
お茶には一定の基準を満たした、自然農法の茶葉を使用しているのが特徴です。季節の和菓子やお干菓子を用意しています。
店内の大広間には茶道具を展示しており、東洋美術を主に扱っているMOA美術館らしさを堪能できるオススメのお店です。
熱海観光ならMOA美術館へ!
日本を代表する名品と美しい熱海の景色、おいしい料理を堪能できるMOA美術館。
1階から3階にかけて広々とした展示室があるだけでなく、豊臣秀吉の「黄金の茶室」の復元茶屋や図録・グッズ・人間国宝の工芸品を販売しているショップ、屋外の日本庭園なども併設しており、1日中楽しく過ごせるスポットです。
展示品の鑑賞に集中するのも良いですし、カメラを片手に敷地内のおしゃれなフォトスポットを巡るのもオススメ。特にエスカレーター入り口からメインロビーまでを繋ぐエスカレーター・円形ホール・ムアスクエアは必見です!
Klookでは、MOA美術館のお得な前売りチケットを販売しています。熱海へ旅行するときは、ぜひMOA美術館を訪れてみてください。