モンサンミッシェル(Mont Saint-Michel)は、フランスのノルマンディ地方にある小さな岩の上に建てられた修道院。その外観は絵葉書のように美しく一度は足を運んでみたいと思う方も多いのでは?
この記事ではモンサンミッシェルのツアー情報や見どころを解説します!
パリからは少し行きづらいと思われがちなので、パリから日帰りで行ける日本語ツアーも紹介します。
目次
- モンサンミッシェルってどんなところ?
- モンサンミッシェルのツアー情報
- モンサンミッシェルの見どころ
- 見どころ①時間で変化する景色
- 見どころ②いろんな建築様式の建物
- 見どころ③モンサンミッシェルはオムレツ発祥の地
- モンサンミッシェルへのアクセス方法
- モンサンミッシェルの滞在時間
- モンサンミッシェルの周辺情報
- よくある質問
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モンサンミッシェルってどんなところ?
モンサンミシェル (Mont-Saint-Michel) は、フランス北西部のノルマンディー地方にある小さな岬に位置する小さな岩の上に建てられた中世の修道院。
その歴史はおよそ1,300年前までさかのぼり、9世紀に修道士たちが最初に建てた小さな礼拝堂から始まりました。
絶景が広がる美しい場所として有名で、現在モンサンミシェルは世界遺産に登録されており巡礼者以外にも多くの観光客が訪れます。
潮の満ち引きによって岬と本土が繋がったり離れたりする「潮の干満」も必見です。
フランスってどんなところ?
フランスは西ヨーロッパに位置する歴史的な建造物やグルメ、歴史ある文化などさまざまな魅力を持つ国です。
フランスの首都パリにはエッフェル塔やルーブル美術館、シャンゼリゼ通りなど、多くの有名な観光スポットがあり国内外からの観光客が絶えません。
フランスはまたグルメの国としても有名。フランス料理やワインは世界中で愛されていて、郷土料理なども含めて美食を楽しめる国の1つなのです。
モンサンミッシェルの歴史
モンサンミッシェルの歴史の歴史は8世紀にまでさかのぼります。伝説によれば、モン・トンブ(現在のモンサンミッシェル)の岩に大天使ミカエルが現れ、司教にこの岩の上に礼拝堂を建設するよう命じたそうです。
10世紀になると、ベネディクト派の修道院が岩の上に建設され、これが今日見ることができる壮大な修道院へと発展しました。この場所はすぐにキリスト教徒の重要な巡礼地となり、多くの巡礼者が「天空のエルサレム」と称されるモンサンミッシェルを訪れました。
百年戦争中、モンサンミッシェルはイングランド軍の攻撃から守るために要塞化されました。その結果、モンサンミッシェルは攻囲戦を幾度となく耐え抜き、フランスの国土を象徴する重要なシンボルとなりました。この時期に築かれた壁や塔は今日でもその堅固さを物語っています。
1979年に世界文化遺産に登録
1979年、モンサンミッシェルはその独特な建築美と歴史的価値を認められ、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。この登録は、モンサンミッシェルが中世のキリスト教の巡礼地としての重要性、及び歴史的建築群が非常に良好な保存状態であることを国際的に認識されるきっかけとなりました。
現在、モンサンミッシェルはその美しさと歴史的重要性から、フランスを訪れる人々にとって欠かせない観光地の一つとなっています。この小さな島が持つ豊かな歴史は、今後も多くの人々を魅了し続けることでしょう。
モンサンミッシェルのツアー情報
モンサンミッシェルは首都パリからも距離があり移動が必要になるため、ツアーでの観光が断然オススメ。
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混雑が予想されるため、モンサンミッシェル修道院の優先入場チケットもあればなお良し!
モンサンミッシェルの見どころ
ここからはモンサンミッシェルの見どころを紹介していきます!
見どころ①時間で変化する景色
潮の満ち引きによってモンサンミッシェル周辺の海面が上下するため、周囲の景色も大きく変化します。
干潮のときはモンサンミッシェル周辺は砂浜に覆われ、修道院の周りを歩いて散策することができます。満潮のときには周囲が水に覆われ、モンサンミッシェルは岬の上に浮かぶ島のような姿になります。
特にオススメの景色は、潮が引いていくときのモンサンミッシェルが鏡のように反射してみえる時間帯。
潮の干満を見るためには事前に潮の満ち引きのスケジュールを調べておくのがベターです。
時間帯によって全く異なる景色を楽しんでくださいね。
見どころ②いろんな建築様式の建物
モンサンミッシェルには中世から近現代までのさまざまな時代の建築様式が混在しており、それぞれの建物が独自の美しさを持っています。
最も有名な建物は修道院。修道院は11世紀から16世紀にかけて建てられたためロマネスク様式とゴシック様式が融合した美しい建築物となっています。
ノルマン様式で建てられた部分もあるので、年代によって異なる建築様式を楽しめるのもモンサンミッシェルの見どころの1つ。
城壁に立ち寄るのも忘れずに。13世紀から15世紀にかけて建設されたもので、岩の上に建てられているため城壁の上からの眺めは絶景です!
見どころ③モンサンミッシェル名物のオムレツ
モンサンミッシェルは、実はオムレツが有名なんです!
モンサンミッシェルのオムレツは、19世紀に島の宿を経営していたアネット・プラールによって考案されました。
潮の満ち引きの影響で、いつ何人の巡礼者が島にやってくるかが予測しづらかったのでメイン料理の前に、早く作れるものとして独自のオムレツを考えました。
卵を豪快に泡立てて大きなフライパンで調理されたオムレツはふわふわでボリューム満点。
すぐにモンサンミッシェルを訪れる人々に愛されるようになり、今日ではこの地の代表的な名物料理として知られています。
モンサンミッシェルにあるオムレツの名物レストランは「ラ・メール・プラール」。ここで代々受け継がれてきたオムレツの味を楽しむことができますよ。
見どころ④王の門
王の門は、モンサンミッシェルへの主要な入口として古くから重要でした。この門は、要塞化された城壁の一部として機能し、かつては敵の侵入を防ぐための防衛的な役割も果たしていました。
壮大なアーチと厚い石の壁が特徴で、中世の優れた建築技術を示しています。
見どころ⑤グランド・リュ
モンサンミッシェルのメインルートである「グランド・リュ」は、訪れる人々を迎えてくれる石畳の小道です。この道は、島の入口から修道院へと続いていて、両側には中世の雰囲気を色濃く残す建物が立ち並んでいます。お土産屋さんやホテルが並ぶのもここ。
歴史ある通りを歩くことで、モンサンミッシェルの古き良き時代へとタイムスリップした気分を味わうことができます。
見どころ⑥ラ・メルヴェイユ
モンサンミッシェルには「ラ・メルヴェイユ」という修道士の居住区があります。教会の北側に位置するラ・メルヴェイユには、回廊、食堂、書斎、礼拝堂があり、それぞれへの移動がしやすい理想的な間取りとなっています。
ラ・メルヴェイユは、モンサンミッシェル訪問の際に必見のスポットの一つです。
見どころ⑦サンピエール教会
サンピエール教会は修道院に向かう途中の低い場所に位置し、村の守護聖人である聖ピエールに捧げられています。
中世の建築様式を保持しつつ、温かみのある内装が特徴で、光が差し込むステンドグラスや、優しい表情をしたサンピエールの木彫りの像がポイント。
見どころ⑧ガブリエルの塔
モンサンミッシェルの「ガブリエルの塔」は、特に目を引く構造物の一つ。塔は防衛用として建設され、その後、刑務所としても使用されました。
塔の上からは、周囲の海、砂地、そして遠くの景色を一望できるため、モンサンミッシェルを訪れた際にはぜひ立ち寄りたいスポットです。また、塔の内部からは中世の建築の精巧さを感じられ、歴史好きにはたまらない場所となっています。
モンサンミッシェルへのアクセス方法
パリからモンサンミッシェルは直線距離で280km。
最短でも片道3時間以上はかかるため、自力で移動しようとすると丸一日かかるのは必至。
日帰りツアーへの参加が一番安心でオススメですが、別のアクセス方法も紹介します。
レンタカーの場合
パリ市街からモンサンミッシェルまでの距離は約360km。
高速道路を利用する場合は片道約4時間半から5時間程度かかります。
現地での運転に慣れている、またはドライブがてら行ってみたいという上級者の方にオススメの行き方となります。
公共交通機関の場合
一番オーソドックスなのがパリからレンヌまでTGV(高速列車)に乗り、レンヌからバスでモンサンミッシェルに向かう方法です。
パリはモンパルナス駅から出発し、レンヌ駅まで約1.5~2時間。レンヌ駅からバスで約1時間半程度です。
TGVの費用は予約時期によって大きく異なり、早期予約であれば往復100€程度。レンヌ駅からモンサンミッシェルまでのバスの費用は、片道15~25€程度です。
泊まりでゆっくり楽しみたい方や費用を抑えたい方、そして電車やバスの旅を楽しみたい方にオススメの方法です。
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モンサンミッシェルの滞在時間
モンサンミッシェルは小さな島なので、島内を見て回るには3~4時間程度あれば十分に楽しめます。
また混雑具合によっても滞在時間は異なります。特にヨーロッパの夏休みになる夏場は混雑が予想されるため時間に余裕を持って訪れるか、ツアーを利用して効率よく観光をするのがオススメ。
モンサンミッシェルの周辺情報
パリからのモンサンミッシェルへの経由地となるレンヌもかわいらしい町並みで観光にぴったり。モンサンミッシェルから車で約1時間半の距離にあり、古い建物や美術館、ショッピングなどが楽しめます。
そのほかにはモンサンミッシェルから車で約1時間の距離にある海岸の町「サン・マロ」もオススメ。中世の城壁や石畳の通りが残る美しい街並みが特徴です。
一言メモ
ここで耳より情報!もしモンサンミッシェルを泊まりで楽しみたい方は、モンサンミッシェルの中ではなく外に泊まるのをオススメします。
というのも、ライトアップされた美しい姿を外から眺められるため。島内で宿泊してしまうとその美しさを眺めることができません。
ため息が出るほど美しい夜景を、モンサンミッシェルの外から満喫してくださいね。
よくある質問
モンサンミッシェルは何がすごい?
モンサンミッシェルは世界的に有名な観光スポットであり、歴史と文化を感じることができる素晴らしい場所です。時代に応じてさまざまな使われ方をしており、一時期は監獄だったことも。中世の修道院や城壁、異なる建築様式の建物などが混在しており、その美しさや独特な雰囲気は多くの人々に愛されています。
モンサンミッシェルは何で有名?
モンサンミッシェルは何世紀もかけて海岸線から突き出た岩山の上に建てられていること、オムレツの発祥地でもあることなどで有名です。
また、ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」に登場するお城のモデルにもなっているとして近年映画ファンからも脚光を浴びています。
モンサンミッシェルはなぜ海の上にある?
モンサンミッシェルが海の上にあるのは、中世時代に修道院を守るために城壁や要塞が築かれたため。修道院が建てられた当時は島が陸地と繋がっておらず、満潮時には海水に囲まれる孤島となっていました。この独特な地形が周囲の海との調和がとれた美しい景観を作り出し、多くの人々を魅了しています。
モンサンミッシェルはなんのために作られた?
モンサンミッシェルは主に宗教的な目的で、修道院と城壁を築くために建てられました。9世紀には既に修道院や教会が建設されていましたが、11世紀に入ってベネディクト会派の修道院が建設され、16世紀まで拡張されました。18世紀末のフランス革命時に修道院は廃止され、フランス革命後には監獄として使用されていた時期も。時代によって異なる顔を見せるため、その歴史を学ぶのも面白いですよ。
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