世界三大瀑布のひとつ、ナイアガラの滝。 ニューヨークに行ったら、ぜひ足をのばして訪れたい観光名所です。
この記事では、ナイアガラの滝に行くことを検討している方に向けて、必要な情報を徹底解説!
筆者が実際に体験した、ニューヨーク発・人気ツアーの様子も紹介します。
お金も時間もかかりますが、あの感動を一人でも多くの方にあじわってほしい…!ということで、行く前に知っておきたいポイントをまとめました。
目次
- ナイアガラの滝って?
- ナイアガラの滝はアメリカとカナダ、どっちで見るべき?
- ナイアガラの滝への行き方
- ナイアガラの滝ツアーの選び方
- ナイアガラの滝ツアー 体験談
ナイアガラの滝って?
ナイアガラの滝は、カナダ(オンタリオ州)とアメリカ合衆国(ニューヨーク州)の国境に位置します。
世界三大瀑布のひとつで、世界最大の水量を誇るのだとか。
世界中から年間1,300万人以上が訪れる、大人気の観光スポットです。
カナダ滝、アメリカ滝、ブライダルベール滝の3つから構成されていて、それぞれ異なる美しさがあります。
ナイアガラの滝はアメリカとカナダ、どっちで見るべき?
筆者が行く前に疑問に思っていたこと。それは、ナイアガラの滝はアメリカとカナダ、どちらでも見られますが、どっちがいいの?という点。
結論、当たり前ですが、どちらがよいかは好みになります。
まず、アメリカとカナダ、どちらからも3つすべての滝を見ることができます。
遊覧船もそれぞれから出ていますが、結局発着地が違うだけで3つの滝を見ることに。
異なる点は、船に乗らずに展望ポイントから見下ろす場合。
アメリカでは主に滝の横、または後ろ側から見ることに。アメリカ滝を、すぐそばから見られるポイント(Prospect Point)もあります。
一方、カナダでは3つの滝をほぼ正面から見ることができます。
滝全体を見渡せるポイントもあり、その壮大感は感動モノでした。
アメリカもカナダも異なる魅力が。どちらも滝の周辺を自由に散策できるトレイルが整備されているので、ぜひお気に入りのポイントを見つけてみてください。
そしてぜひ訪れたのなら、遊覧船に乗ることを強くオススメします!
水しぶきを浴びながら見上げる滝は、見下ろすのとは大違いの迫力と感動がありました。
ナイアガラの滝への行き方
ニューヨークからナイアガラの滝までは、約600kmほど。
高速道路がないため、片道約7時間ほどの道をひたすら西に進むことになります。
飛行機で行く場合は、ジョン・F・ケネディ-空港からバッファロ-空港まで約2時間。
そこからナイアガラの滝まで、タクシーで約1時間かかります。
レンタカー、バス、飛行機などを駆使して自力で行くこともできますが、確実に楽しみたいならツアーが断然オススメです。
なによりナイアガラの滝を知り尽くした現地のプロが考えてくれる旅行プランですから、限られた時間でも効率よく最大限に楽しめるのがうれしいポイント。
英語が不安な方は、日本語ガイドツアーにすれば完璧です!
ナイアガラの滝ツアーの選び方
ニューヨークからナイアガラの滝へ行くツアーは様々ありますが、主なポイントは以下の3つ。
- 日数(日帰り / 宿泊)
- 交通手段(バス / 飛行機)
- ガイド(英語 / 日本語)
それぞれ前者の方が料金が安くなる傾向にあります。費用をおさえたいなら、日帰りバスツアー(英語)といった次第です。
ナイアガラの滝ツアー 体験談
今回筆者が実際にツアーに参加してきて声を大にして言いたいのは、行くならぜひ一泊してみてほしいということ。
宿泊すると夜のライトアップされた幻想的なナイアガラの滝が見られるほか、筆者が参加したツアーではカナダに入国することができ、アメリカ側、カナダ側の両方が楽しめるのです!
※学生ビザの関係などでカナダに入国できない場合はアメリカのみとなります。
さらに筆者が参加したツアーの良いところは、日本語ガイドでありながらも料金が英語と同じで割高ではないこと。
ここからナイアガラの滝の見どころをふまえ、実際に体験した様子を紹介します。
6:15am 集合場所へ
6:30amの出発時間の15分前までに、マンハッタンにある「Port Authority Terminal」に集合。 (Googleマップはこちら)
ポート・オーソリティ・バスターミナルは、マンハッタンの長距離バスの玄関口。 集合場所はターミナルの外、42ndストリート沿いになります。
大型バスが停まっていて、青色のポロシャツ(またはアウター)を着た人が目印です。
日によっては複数台のバスがあるので「ナイアガラ・フォールズ」と伝えて確認しましょう。
日本語ガイドの方がいるので英語ができなくても安心。 名前を伝えて、予約バウチャーとパスポートを見せます。
荷物は手荷物のほか、スーツケースなど大きさ問わず1つまで預けることができます。
6:30am 出発
全員揃ったらさっそく出発。
ガイドさんの自己紹介や、ニューヨークの豆知識などを話してくれます。
この日のガイドはNaokiさん。参加者一人一人と挨拶してくれる、非常に丁寧な方でした。
ナイアガラの滝までは、ニュージャージー州、ペンシルベニア州をぬけて行き、15時過ぎに到着予定とのこと。
天気や道路状況などに応じて、ナイアガラを一番楽しめる旅程を考えてくれるそうです!
マンハッタンからハドソン川の下を通るリンカーントンネルをぬけると、窓の外にはマンハッタンのスカイラインと美しい朝焼けが。
これからの旅に胸を躍らせます。
8:30am ハイウェイ休憩所で朝食
バスが走ること約2時間ほどで休憩です。
朝食を買いたい方はここで。この日停まった場所には、バーガーキングとコンビニ的なお店がありました。
アメリカに来たな…!と実感するのが、このホットドッグ。
あつあつのソーセージを自分でバンズに入れてレジに持っていきます。
パンやマフィン、ヨーグルト、スナックなど朝食になりそうなものが一通りありました。
11:00am ランチ
エルマイラという町に到着。ここで50分ほど早めのランチ休憩です。
大きなスーパーマーケットにカフェコーナーがあり、イートインで温かいピザやスープがいただけます。
ピザは1枚4ドルで手のひらより大きなサイズ。チーズもたっぷりのっていて絶品でした!
時間が余れば、ぜひスーパーもチェック!巨大サイズのお菓子もたくさんあり、ばらまき土産にもオススメです。
12:20pm シェクアガフォールズ・セネカ湖
ランチの後は、住宅街に突如現れる「シェクアガフォールズ」へ。
モンツアー・フォールズという町にあり、その町の名前とおり、町のいたるところに滝があるエリアです。
さらにバスは「セネカ湖」へ。
縦長に続く美しいセネカ湖を車窓から眺めていると、町並みの建物が大きく立派になってくることに気づきます。
富裕層の別荘地として知られる「ジェニーバ」の町を通過。ここでも車窓からの眺めが楽しめます。
合計2時間半ほど、途中トイレ休憩もはさみ、いよいよナイアガラの滝に到着します。
15:00pm ナイアガラの滝(アメリカ側)
まずは、馬蹄の形をしたカナダ滝から。「Terrapin Point」と呼ばれるポイントから、カナダ滝を見おろします。
バスを降りたとたんに小雨のような水しぶきが。すぐそばにあるカナダ滝の水しぶきで辺りは一面びしょ濡れ。
11月ということもあり、草木が白い氷に包まれなんとも幻想的な景色に。
あいにく冬季は下に降りるトレイルが封鎖されていて、遠くから見おろすのみ、でした。
続いて、アメリカ滝とブライダルベール滝へ。
この2つの滝はすぐとなり、隣接した場所にあります。
すぐそばから見おろせるので、迫力満点。
アメリカ滝は両サイドから見ることができ、さらに虹やサンセットも見られて大満足でした。
16:30pm カナダに入国
約1時間ちょっと、アメリカからのナイアガラの滝を楽しんだ後は、いよいよカナダに入国。
この日は特に混雑もなく、イミグレーションでパスポートを提示してサクッと入国できました。
16:50pm ナイアガラの滝(カナダ側)
翌日が雨予報だったことから、急きょ18時から遊覧船に乗るプランに。
※通常はここでホテルにチェックインし、自由行動にてライトアップされたナイアガラの滝を楽しみます。
天候や状況にあわせて臨機応変にプランを組んでもらえるなんて、さすがツアー。ガイド様々です。
ライトアップされ始めた滝を見ながら、遊覧船乗り場まで歩きます。
冬季は遊覧船に乗れない
通常、遊覧船が運行しているのは5~10月のみ。年によって前後しますが、遊覧船がない期間は、代わりに「風の洞窟」を散策します。
筆者が参加したのは11月下旬でしたが、ラッキーなことにカナダ側の遊覧船のみ運行していたので、予定外に乗ることができました。
18:00pm ナイアガラの滝クルーズ
すっかり夜も更けた頃、念願の遊覧船へ。
幸いなことに風の弱い日でしたが、それでもめちゃくちゃ寒かったです。
無料でポンチョをもらえますが、身体すべてを覆うことはできないので、不安な方は持参を。
乗船したとたんに、すくそばのアメリカ滝からの水しぶきが。
夏季は満員で身動きが取れないというクルーズですが、冬季で夜ということもありガラガラ。自由に動けました。
極寒と戦っているうちに、船はカナダ滝へ。
馬蹄の形をしたカナダ滝、真正面から見上げる光景は迫力満点。
雨と風、白い霧に包まれながら、必死に写真を撮りました。
凍える寒さでしたが、頑張ってよかったと思える絶景でした。
18:50pm ホテルチェックイン
クルーズ後はすぐにバスに乗り、5分ほどの場所にあるホテルへ。
広々としたお部屋で、大きなバスタブもありました。ツアー料金にホテル代も含まれているので、なんだかお得に思えます。
ナイアガラの滝の周辺の町はまるで遊園地のよう。カラフルなネオンに包まれ、おとぎの国のようでした。
道中、ガイドさんがオススメのレストランを教えてくれます。
この日のホテルから町までは徒歩15分ほど。オススメされたステーキハウスでディナーを楽しみ、長い1日を終えました。
2日目 ナイアガラの滝(アメリカ)・水力発電所・アウトレット
朝食はホテルで。パンやマフィン、ヨーグルトをいただきます。
7:30amに朝食、8:10pmに出発です。
アメリカに入国し、再びアメリカからのナイアガラの滝を楽しみました。滝の向こう側に見えるビル群が、先ほどまでいたカナダ側です。
そこからバスで15分ほどの場所にあるナイアガラの水力発電所へ。
実はナイアガラの滝は世界遺産に登録されていないのですが、その理由がこのように水力発電に繋げたり、滝の浸食を防ぐために整備したりと人の手を加えているからだとか。
ここでは水力発電の様子を体感できるシミュレーターを楽しみました。
水力発電所のあとは、約2時間半ほどでランチ休憩に。
行きと同じスーパーの別店舗で、同じくイートインコーナーで各自好きなものを食べました。
その後またバスが走ること2時間半、最後の目的地「Pocoro Premium Outlets」に到着です。
滞在時間は90分、お目当ての店舗を効率よく回れるよう、事前に店舗リスト(英語ページ)を見ておくとよいでしょう。
ナイアガラの滝ツアー まとめ
以上が、大人気のニューヨーク発・ナイアガラの滝ツアーでした。
料金は1名$375(2名1室の場合)。ホテル料金や朝食代も含まれているので超お得です。
※2024年1月現在
ニューヨークのホテル代がどんどん高騰していることを考えると、ツアーに参加する方がお得だったり…?
ナイアガラの滝を存分に満喫できる日本語ツアーをお探しなら、ぜひチェックしてみてください。