絶景の北海道を満喫!エリアごとのおすすめスポットを紹介
旅行先として不動の人気を誇る「北海道」。雄大な自然は魅力のひとつで、北海道の地が育んだ絶景スポットが道内には数多くあります。
今回は、道央・道南・道東・道北エリアごとに、北海道の大自然を感じられる絶景スポットを厳選しました。その景色にふれれば、感動すること間違いなし!ドライブで立ち寄りたいスポットも紹介します。
目次
- 小樽運河
- 洞爺湖
- 神威岬
- 函館山
- 大沼国定公園
- 釧路湿原
- 阿寒湖
- タウシュベツ川橋梁
- 白金青い池
- ファーム富田
- 層雲峡
道央エリアでオススメの絶景スポット
道央エリアは、北海道観光の代表地ともいえる札幌や小樽を含む地域です。新千歳空港や苫小牧港などの旅の玄関口があり、年間を通して多くの観光客が訪れます。
1. 小樽運河
小樽観光に欠かせないスポットといえば、有名な「小樽運河」。大正時代、海上からの荷揚げ効率を上げるため海岸を埋め立てて造られ、湾曲しているのが特徴です。
全長は1,140mあり、運河沿いに並ぶ石造りの倉庫群や御影石の散策路など、レトロな雰囲気が魅力となっています。日中の景色も素敵ですが、夕暮れから夜にかけては散策路のガス燈が灯り、さらにロマンチック。写真映えする絶景を撮影するなら、小樽運河に架かる「浅草橋街園」からがオススメです。
周辺には寿司店や洋菓子店、ガラス工芸品店やオルゴール堂などがあり、小樽観光を満喫できます。
2. 洞爺湖
「洞爺湖」は約11万年前の火山噴火によって生まれたカルデラ湖で、周囲が約40kmもある大きな湖です。周辺に見どころが多く、四季折々の雄大な自然を楽しめるのが魅力となっています。
絶景を望めるスポットは、西岸にある「サイロ展望台」。洞爺湖はもちろん、標高737mの活火山「有珠山」や有珠山の噴火によってできた「昭和新山」など、広く見渡すことができます。
遊覧船に乗って、湖上からの景色を堪能するのもオススメ。湖の中央部には火山活動によって生まれた中島があり、パワースポットとしても話題になっています。エゾシカが生息しているとされ、夏季のみ上陸が可能です。
展望台や湖上から絶景を眺めたあとは、洞爺湖温泉にも立ち寄りたいですね。
札幌発着でアクセスが便利な「登別・洞爺湖 日帰りツアー」もオススメです。
3. 神威岬
日本海へ突き出るようにある積丹半島の先端「神威岬(かむいみさき)」。アイヌ語で神を意味するカムイが名前の由来とされ、言い伝えにより、かつては女人禁制とされていました。
駐車場から先端までは徒歩で約20分かかりますが、日本海を両側に眺めながら遊歩道を進むと、自然の雄大さに圧倒されるばかり。目の前に広がる絶景のシャコタンブルーは、感動するほどの美しさです。
車で札幌から約2時間、小樽から約1時間半の距離なのでドライブにもオススメ。ランチには、積丹町特産のウニを味わってみてはいかがでしょうか。
道南エリアでオススメの絶景スポット
道南エリアは、日本初の国際貿易港として発展してきた函館や、北海道唯一の城下町があった松前、雄大な自然あふれる奥尻島などを含む地域です。他のエリアに比べ、気候の変化も穏やかとされています。
4. 函館山
標高334mの「函館山」は世界三大夜景にも認定された日本屈指の夜景スポット。初めての函館観光で、多くの人が立ち寄る人気スポットでもあります。
山頂展望台から見下ろす100万ドルの夜景は、息をのむほどの美しさ。初夏ならではの霧夜景や、雪と夜景とのコラボなど、四季折々で異なる夜景を楽しめるのが魅力です。タイミングが合えば、夕景から夜景への移り変わりを眺めるのがオススメ。
山頂展望台2階にはレストランがあり、美しい夜景と函館グルメを同時に堪能できます。贅沢に函館の夜を満喫するのも素敵ですね。
函館山の夜景を楽しむなら、JR函館駅バス停や数か所の宿泊施設から出発する夜景観賞バスツアーが便利です。
5. 大沼国定公園
駒ヶ岳の噴火によって生まれた大沼をはじめとする3つの沼と、126の島で構成される「大沼国定公園」。総面積約9,083haという大自然のなか、駒ヶ岳を望める絶景スポットを巡ったり、さまざまなアクティビティを体験したり、グルメも味わえる魅力満載のスポットです。
JR大沼公園駅から徒歩5分の距離なのでアクセスもよく、短時間の滞在でも自然を満喫できます。四季折々の自然にふれながらの散策やサイクリング、遊覧船やボートから景色を楽しむのもオススメ。夏はカヌー体験、冬はスノーシュー体験などもできるので、思い出づくりに参加してみてはいかかがでしょうか。
車なら、ドライブがてら約20分で行ける「城岱牧場」にもぜひ立ち寄ってみてください。見晴らしがよく、穴場の裏夜景スポットです。のどかな牧場の雰囲気にも心和みます。
道東エリアでオススメの絶景スポット
北海道ならではの大自然が魅力の道東エリア。手つかずの自然が多く残り、世界自然遺産の知床や日本最大の広さを誇る釧路湿原など、自然の偉大さを感じられる地域です。温泉地が多いのも特徴となっています。
6. 釧路湿原国立公園
「釧路湿原国立公園」は日本で初めてラムサール条約湿地に登録された、日本最大の湿原。特別天然記念物のタンチョウなど、貴重な動植物の生息地としても有名です。
遊歩道を散策したり、5か所ある展望台から四季折々の絶景を眺めたりと、自然の宝庫を満喫できるのが魅力。4月〜10月に運航される「くしろ湿原ノロッコ号」は約1時間で釧路湿原を巡り、のんびりと絶景を楽しめるのでファミリーにもオススメです。
カヌーなどのアクティビティも人気で、夏季はもちろん、冬季も氷上トレッキングやウインターカヌーを体験できます。
7. 阿寒湖
マリモの生息地として有名な「阿寒湖」は、約15万年前の噴火で生まれたカルデラ湖。雌阿寒岳・雄阿寒岳に囲まれ、湖上に4つの島があるのが特徴です。どの季節に出かけても湖畔からの眺めは美しく、遊覧船で湖上からもその絶景を堪能できます。
遊覧船は4月半ば〜11月までの運航ですが、途中、チュウルイ島に下船してマリモ展示観察センターに寄ったり、阿寒湖の景勝地である滝口もコースに入っていたりと手軽に阿寒湖観光を楽しめます。4月下旬からの一週間は砕氷クルーズとして運航されるので、タイミングが合えばぜひ乗船してみてくださいね。
阿寒湖遊覧船 乗船券は、お得な事前購入がオススメ!
8. タウシュベツ川橋梁
「タウシュベツ川橋梁」は旧国鉄士幌線の鉄道橋。廃線となったあともアーチ形の橋が残り、まるで外国の遺跡のような姿が人気を集めています。
この橋の魅力はそれだけではありません。雪解け水で糠平湖の水位が上昇する6月頃には水面に橋が映りアーチが円形に。夏〜秋にかけてさらに水位が上昇すると橋は湖底に沈み、冬にはまた少しずつ姿を表し始めます。完全な姿で橋を見られるのは3〜5月頃までという「幻の橋」。タイミングが合えば、ぜひとも立ち寄りたいスポットですね。
ガイドツアーに参加することで、冬季でも橋の近くまで行くことができます。
道北エリアでオススメの絶景スポット
道北エリアは豊かな田園風景が広がる富良野や美瑛、人気の旭山動物園や日本最北の宗谷岬など、北海道ならではの美しい自然が魅力の地域。最高のドライブルートといわれる日本海オロロンラインも有名です。
9. 白金青い池
美瑛町にある「白金青い池」は、水面がコバルトブルーに輝き、神秘的な絶景を見せてくれる写真映え間違いなしのスポットです。防災工事の際に堰堤にたまった水が青みを帯びていたことで生まれた人造池で、美瑛の有名スポットとなっています。
上流の「白ひげの滝」から落ちるアルミニウムを含んだ水と美瑛川の水が混ざり合い、日の光に反射することで青く輝きます。季節や天候、時間帯などによって色の見え方が異なるとされているので、訪れた日限定の色を見られるかもしれませんね。
札幌から観光で訪れるなら、旭山動物園とともに白金青い池を巡る日帰りバスツアーもオススメ!
白ひげの滝やニングルテラスなど人気観光地にも立ち寄り、ランチも付いているお得なプランです。
10. ファーム富田
富良野のラベンダー畑は有名ですが、「ファーム富田」のラベンダー畑は日本最大級です。見どころはなんといっても美しく咲く花々。ラベンダーはもちろん、季節の花々が咲き誇る様子はまさに圧巻で、お花好きにはたまらない絶景スポットです。
園内にはエッセンシャルオイルを蒸留する工場やカフェ、ショップもあるので、エッセンシャルオイルやポプリなどをおみやげに選んでみてはいかがでしょうか。
ラベンダーの開花時期は夏季ですが、冬季にも温室で咲くラベンダーを楽しめます。ショップやカフェも営業していますので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
11. 層雲峡
北海道のほぼ中央に位置する「層雲峡」。石狩川の上流にあり、断崖絶壁が約24kmも続く峡谷です。
代表的な絶景スポットは日本の滝百選に認定された「銀河の滝・流星の滝」。激しく流れる銀河の滝と、白糸のように繊細に流れる流星の滝を間近に眺めることができます。標高1,984mの黒岳もオススメ。層雲峡からロープウェイとリフトを乗り継いで7合目までいくことができ、新緑や紅葉、雪景色など四季折々の絶景を満喫できます。
層雲峡の絶景を堪能したあとは、層雲峡温泉で疲れを癒やしてはいかがでしょうか。