海外旅行に行くときに悩ましいのが、スマホでのインターネット接続。
現地でWi-Fiにつなげられない場所での行きたい場所のロケーション検索やタクシーの配車など、インターネットが必要になるシーンがたくさんありますよね。
レンタルWi-Fiルーターやローミングなどの方法がありますが、その中でも今回は海外SIMにフォーカスして解説します。
そもそもなぜ海外用のSIMが必要なのか、海外SIMの使い方や購入方法なども大公開!
海外旅行の際の参考にしてみてくださいね。
目次
- そもそもSIMカードって?
- ヨーロッパ・アジア・アメリカなど現地でデータ通信する方法
- 海外SIMカードを使うメリット・デメリット
- 海外SIMカードやeSIMを日本で買う理由
- 海外SIMカードやeSIMの購入方法
そもそもSIMカードって?
SIMカードはスマホやタブレットなどに挿入されている電話や4G・5Gといったデータ通信を使用できるようにするチップ。
SIMは、「Subscriber Identity Module」の頭文字をとったもの。
SIMに記録されているのが、利用者情報。この利用者情報が電話番号と結びつくことによって、通話やデータ通信ができるようになっています。
しかしSIM単体では何もできません。
SIMカードをスマホやタブレットに挿入することで、その端末で電話やデータ通信(インターネット)、メールなどが可能になるのです。
最近はeSIMも人気
最近利用者が増えてきているのが、eSIM(イーシム)。
eSIMとは、Embedded SIM(組み込み型のSIM)の略語で、既に端末内に組み込まれた部品を指します。
端末に挿入する必要があるSIMカードに対し、eSIMはそれが不要。通信プランを契約することで、すぐに利用可能なのが大きなメリットです。
iPhoneシリーズでは、XS/XS Max/XR以降のモデルがeSIMをサポートしているので、ぜひ自分の端末をチェックしてみてくださいね!
アンドロイドだとGoogle Pixel 6 / 6 Pro、Galaxy S21 ultra 5G、OPPO Find X3 Proなどが対応しています。
ヨーロッパ・アジア・アメリカなど現地でデータ通信する方法
現地に到着してから自分の端末でインターネット(データ通信)を利用する方法は下記の通り。
1. 日本のSIMのままデータローミング
日本で利用しているSIMカードと契約プランのまま、データローミング(現地の通信事業者のネットワークを利用)を行います。
設定画面からデータローミングを「オン」にするだけなのでとっても簡単なのですが、高額になりがちなので注意が必要。海外でデータを使うとどれくらいかかるのかは、使っている通信会社にチェック!
2. 海外SIMを使用
行き先の国で使える海外用のSIMを利用してデータ通信を行います。
海外SIMは日本の通信会社が販売しているものと、現地の通信会社が販売しているものがあります。
それぞれ利用できるデータ量、音声通話やショートメッセージが可能かどうかなど、できることや料金が異なるので要チェック。
使い方はとっても簡単!現地到着後に海外SIMに差し替え、設定を行うとデータ通信を利用できます。
現地の通信会社の海外SIMはKlookでも購入していくことが可能ですよ。
利用するSIMにもよりますが、自宅に配送か、現地の空港の受取場所でバウチャー(引き換えチケット)を見せて受け取りとなります。
ちなみに現地に到着してから空港や街中でSIMを買い、利用することもできますが、自身で探して現地スタッフとやり取りしながら設定しなければいけないので、ハードルが高くなりがち。
日本語で事前購入をしていくのが断然オススメです!
3. 現地のフリーWi-Fiを使う
海外ではカフェや商業施設でフリーWi-Fiを用意してくれているところがたくさんあります。
Wi-Fiに繋げるだけなのでお金もかからず便利なのですが、Wi-Fiのある場所を探したり、その場でしか使えなかったりするのが最大のデメリット。
4. Wi-Fi端末をレンタル
日本出発時や現地到着時に空港などでレンタルできるのがポケットWi-FiなどのWi-Fi端末。
自身でどこでもWi-Fiへの接続が簡単にできますが、Wi-Fi端末も充電しなければいけないのでご注意を。
KlookではWi-Fi端末もレンタルできます。
渡航先に応じて国内受取か現地受取かが異なりますので、要確認です。
海外SIMカードを使うメリット・デメリット
上記の中でも旅行中は海外SIMを使う方が多いかと思います。そこで海外SIMカードを使う場合のメリットとデメリットを挙げてみます。
メリット
データローミングに比べると格安でデータ通信が利用できるのが一番の魅力です。
特に旅行者用の短期間のパッケージプランも用意されているので、滞在期間などに合わせて最適なプランを選べますよ。
また多くのSIMがプリペイド式なので、従量課金制のように利用金額が分からないということがないのも嬉しいポイント。
デメリット
日本で使っているSIMからの差し替え作業や設定を行わなければいけないのが最大のデメリット。あまりスマホに詳しくない方は時間がかかってしまうことも。
海外SIMカードやeSIMを日本で買う理由
先ほどもお伝えしたように、現地で海外SIMやeSIMを購入して利用することは可能です。
しかし、言葉や土地を知らない状態での購入や設定は旅行上級者レベル!
時間をかけずに現地に着いてすぐにデータ通信を利用したければ、日本で購入していくことを強くオススメします。
海外SIMカードやeSIMの購入方法
海外SIMやeSIMの購入方法は、3通り。
1.国内で店頭で購入
国内で店頭で購入の場合は、空港やビックカメラやなどの家電量販店で購入できます。
2.国内でオンライン購入
国内でオンラインで購入の場合、各通信会社のホームページや通販サイトからでも購入可能です。Klookではブログ割引で表示価格からさらに10%オフの割引価格で購入できますよ!
例えば韓国旅行の場合、4G SIMカードか容量無制限のデータeSIMの事前購入がオススメ!
4G SIMカードはKT Olleh社が提供しているSIMカード。韓国到着後に空港でバウチャーを見せて受取となります。データ無制限なので使用容量の心配をしなくていいのが嬉しいポイント。
eSIMの場合は、購入時に登録したメールアドレス宛に届くeSIMのQRコードにアクセスするとすぐデータ通信が開始になるので、SIMの差し替えもなくラクラク利用可能!
購入前に必ず自身のスマートフォンがeSIM対応かどうかをチェックしてから購入してくださいね。
3.海外で購入
海外で購入の場合は、到着後の空港や市街地のモバイルショップで購入可能です。
海外SIMカードを購入する際にチェック!
せっかく事前購入したのに接続できない!なんてことがないよう、購入時にチェックすべきことをまとめてみました。
SIMカードの種類
海外で使えるSIMカードをざっくり分類すると、「データ通信専用」と「データ通信+通話用」の2つになります。
通話やSMS(電話回線を利用したメッセージ機能)が必要かどうかを検討し、SIM選びの材料にしてみてください。
LINEやWhatsapp、Facebook Messengerなど電話回線を利用しなくても音声通話を行えるアプリが多くあるので、大半の場合はデータ通信専用のSIMカードで問題ありません。
SIMカードのサイズ
SIMカードには標準SIM(miniSIM)、microSIM、nanoSIMの3種類があり、それぞれ大きさが異なります。
端末によって利用できるSIMカードの種類が異なるので、どのSIMが自身の端末に必要なのかチェックする必要があります。
SIMカードの対象国
特に日本で海外SIMを購入していく場合、そのSIMが滞在する国で利用可能かをチェックしておく必要があります。
SIMカードのパッケージの裏面や販売元の公式ホームページで確認してくださいね。
データ容量
海外SIMを使って利用できるデータ容量はパッケージプランによって異なります。
容量無制限のものもあれば、容量に上限がありそれ以降は利用不可、というものも。購入する海外SIMのパッケージのデータ容量を知っておきましょう。
引き取り場所
オンラインで購入した場合、海外SIMカードの受取場所が滞在する国によって異なります。
到着後、空港でバウチャーを見せて受け取るのものもあれば、出発前に国内の住所に配送されて受け取る場合もあります。
購入した海外SIMの受取方法と受取場所もチェックしておきましょう。
eSIMも便利
海外SIMはSIMカードの種類や受取方法だけではなく、受け取ってからのSIMカードの設定など手順がたくさんあります。
あまり詳しくない人にとっては煩雑に感じるかもしれません。
その点eSIMはすべてのプロセスがオンラインで完結するため、とても簡単!
KlookでもeSIMを販売中です。
比較的新しいサービスではありますが、慣れるとこっちの方が断然ラクに感じるかも。
海外SIMカードの使い方
海外に到着し、海外SIMが手元に用意できたら早速設定の開始です。
APN設定を行う
APNとは「Access Point Name」の頭文字をとったものであり、海外の回線を利用して自身の端末でデータ通信をするための設定です。
iPhoneの場合は、Safari(ブラウザ)で海外SIM会社の「構成プロファイル」をダウンロード、その後インストールします。
Androidの場合は、「設定」から海外SIM会社の接続先情報を自身で直接入力します。
設定方法がよくわからないという方もご安心を。購入した海外SIMカードに付属されたマニュアルにAPN設定の詳細がきちんと書いてあります。
マニュアルに沿って設定を進めれば間違えることはないでしょう。
アクティベートを行う
APN設定以外に、SIMカードや利用する回線によってはアクティベート(有効化)を行う場合もあります。
アクティベートとは、通信会社がSIMカードの使用を許可し、自身の端末を使って回線を開通する作業です。
アクティベートの方法はさまざまですが、旅行者用の海外SIMはアクティベート不要なものも多くあるので、チェックしてみてください。
海外SIMカードを使うための準備
海外SIMを準備できたら、今度は使うための準備が必要です。ここからは追加で必要な準備事項を解説します。
SIMフリー状態のスマホにする
ここまで海外のSIMをオススメしてきましたが、海外SIMを使うためには、まずSIMロックのかかっていない「SIMフリー」のスマホである必要があります。
通信キャリアで買ったスマホには、ほかのキャリアのSIMカードが使えないように制限がかかっていることもあり、その場合そのままでは海外のSIMカードを使うことができません。
自由にキャリアを選べる状態のスマホは、アップルストアなどの電化製品店で購入できます。
また最近では多くの通信キャリア(auなど)でもSIMフリーの端末を販売しています。SIMフリーの状態で渡されていなくても、条件を満たし申し込みをすればすぐにSIMロックを解除できるのでご安心を!詳しくは今使われている通信キャリアに確認してみてくださいね。
SIMカードの取り出しピン
SIMカードを入れ替える際には、ピンのような先端が細いものを使ってSIMカードが乗っているトレイを出す必要があります。
新しいSIMには基本的にこのピンがついています。
入れ替えの作業をする際にピンを失くしてしまった場合、ヘアピンやペーパー(ゼム)クリップを開いて使えます。
よくある質問
ここではよくある質問をまとめました。
Q. SIMフリーのスマホは海外で使える?
A. SIMロックのかかっていないSIMフリーのスマホであれば、キャリアを問わずどこのSIMも使用可能。これは国内のSIMに限らず、海外のSIMカードも同じことです。
Q. 海外SIMは日本のどこで買える?
A. 海外旅行で使える海外用のSIMはKlookで購入できます。
ほかにもネット通販、ビックカメラなどの電化製品店、空港でも購入可能です。
Q. 海外SIMを入れるとスマホの何が変わる?
A. 日本で使っているSIMカードを海外のSIMカード変更すると、同じスマホでも電話番号が変わります。新しい通信キャリアを使っていることになるので、料金も普段とは変わります。
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