ジンベエザメは美ら海水族館だけじゃない!
ジンベエザメといえば…?
沖縄を代表する観光スポット「美ら海水族館」の大きな水槽で優雅に泳ぐ、ジンベエザメの姿を思い浮かべる方も多いかもしれません。
ジンベエザメにほぼ確実に会える唯一のスポットとしてフィリピンの「オスロブ」も有名ですが、実はここ日本でも確実に会える場所があります。それが沖縄本島です!
迫力満点な写真や動画が撮れることもあり、ここ最近SNSなどでもじわじわと人気を集めています。
今回は2021年5月に「ジンベエザメと泳ぐシュノーケリング / ダイビング体験」を体験してきたので、その様子を紹介します。
目次
- ジンベエザメと泳げるツアーって?
- シュノーケリングとダイビングの違いは?
- 2021年体験レポート (体験ダイビング)
- 海人食堂も超オススメ
ジンベエザメって?
- 世界最大の魚類。成長すると最大で10〜12mになることも。
- 背中の斑点模様が甚平に似ていることからこの名前に。
- サメといっても性格は温厚でとても大人しい魚。
- 主に小型のプランクトンを食べ、人を襲うことはない。
ジンベエザメと泳げるツアーって?
沖縄本島の中部、読谷村(よみたんそん)の港から、沖合約800mの場所にジンベエポイント(いけす)があります。
ポイントまではボートで数分、あのジンベエザメを誰でも気軽に観察できる大人気ツアーです。
所要時間は約2時間。実際にジンベエザメと泳げるのは30〜40分ほど。
シュノーケリングか体験ダイビング、ファンダイビングの3つのメニューから選ぶことができます。
メニュー | 料金 |
---|---|
シュノーケリング ※小学生以上 | 9,300円 |
体験ダイビング ※10歳以上 | 13,700円 |
ファンダイビング ※ライセンス所持者 | 12,700円 |
※ファンダイビングは直近のダイビングが半年以内で5本以上の経験のある方のみ。
※2021年8月現在
ツアーは基本的に1日4回催行されるので、1日のプランが組み立てやすいのがうれしいポイント。
乗船料やインストラクター料金、ウェットスーツなどの器材、保険料、沖縄中北部のホテル送迎なども含まれています。詳しくはツアーページでご確認ください。
シュノーケリングとダイビングの違いは?
ジンベエザメは高さ20m、直径30mほどの巨大な網の中を泳いでいます。
ここでのシュノーケリングとタイビングの違いは、ずばりジンベエザメにどれだけ近づけるかです。
メニュー | 観察場所 | ジンベエザメとの距離 (最短) |
---|---|---|
シュノーケリング | 水面から観察 | 3〜5m |
体験ダイビング | 水深3〜5mほどの網の上 | 1mほど |
ファンダイビング | 最大水深20mほどの網の中 | 50cmほど |
体験中、インストラクターが餌やりによって全ての参加者の近くまでジンベエザメを誘導してくれるため、どのメニューでも迫力満点なジンベエザメが楽しめます。
沖縄の透き通った海の中、すぐ目の前にジンベエザメが迫りくる様子はまさに圧巻!
シュノーケリングなら6歳から参加可能なので、小さなお子さま連れやダイビングはちょっと怖い…という方でも安心して参加できます。
2021年体験レポート (体験ダイビング)
それではここから、実際に筆者が体験した様子を紹介します!
1. 集合〜受付
コロナ禍ということもあり、集合場所まではレンタカーで。※中北部のホテルの無料送迎もあります。
滞在していた北谷の町からは車で20分ほど。那覇空港や国際通りからは車で1時間ほどの場所にあります。(Googleマップはこちら)駐車場は無料。
集合時間の10分前までに受付を済ませます。
水中カメラが2,600円でレンタルできるほか、貴重品を入れられるロッカー(100円)もありました。
2. 着替え〜説明
更衣室でウェットスーツに着替え、インストラクターの方から説明を受けます。
今回は体験ダイビングを選択。2人に1人インストラクターが付いてくれるので安心です。
網の中に入れるのはファンダイビングだけですが、網の外から見る体験ダイビングでも、ジンベエザメがすぐ近くまで来てくれるとのことでテンションあがります!
3. ボートでジンベエポイントへ
いよいよボートへ。ポイントまではわずか数分、その間に器材の使い方を確認します。
あっというまに到着。水面を見下ろすと、ジンベエザメと思われる大きな影が見えて大興奮です!
船酔いしやすい方は事前に酔い止めを!
ボートの乗船時間は数分ですが、ジンベエポイントが比較的流れのある場所になるため、少しでも心配な方は事前に酔い止めを飲んでおくことをオススメします。
ジンベエザメを観察するシュノーケリング / 体験ダイビングは浮き輪や網につかまっていることもあり、身体が左右に揺れるので酔いやすいです。
4. ダイビングスタート
インストラクターの方にサポートしてもらいながら、ボートから海へ。
すぐ真下のいけすの天井部分(水深3〜5mほど)までゆっくりと潜り、天井の網の部分に掴まります。
大きなジンベエザメが泳いでいるだけでなく、無数の魚たちが集まっている様子にびっくり!予想外に水族館のような光景です。
インストラクターの方が餌をあげながら、それぞれの参加者の前までジンベエザメを誘導してくれます。大きな口をパクパクするジンベエザメは初めて見たかも…!
よ〜く見ると、ジンベエザメの上にひっついて泳ぐコバンザメの姿が。
コバンザメはサメやエイ、マンタなどの大物にくっついていることが多く、その理由が餌のおこぼれをもらえたり、移動が楽だったりだからだそう。
ここでも餌が水中に舞うたびに、ジンベエザメの後ろで口をパクパクとさせていました。
この日はお天気に恵まれ、海の透視度もばっちり。
水深20mほどの海の底まで見えて、まさにパーフェクトなコンディションでした。
感動的な光景は、ぜひ動画でもご覧ください。実際に見ると、この映像以上に迫力満点です!
5. 港へもどる〜着替え
約30〜40分の体験時間はあっというまに終わり、ボートにもどります。
水中ではおしゃべりできなかったので、気になったお魚の名前や、上で紹介したコバンザメの生態などを教えてもらいながら港へ。
温水シャワーを浴びて着替えて終了!所要時間2時間半とありましたが、実際は2時間ほどでした。
今回は体験ダイビングでしたが、次回はライセンスを取得してファンダイビングに挑戦し、ジンベエザメと泳いでみたいと誓うのでした。
海人食堂も超オススメ
ダイビング後にお腹が空いた…と立ち寄ったのが、すぐ隣にある「海人食堂」。
「水産物展示販売等施設」の2階にある、新鮮な海鮮料理が楽しめる食堂です。地元民らしき方も多く、週末ということもあり大盛況でした。
ちなみに同施設の1階にはテイクアウトで天ぷらが楽しめる「いゆの店」もあり、ここのもずく天ぷらが絶品!
インストラクターの方のオススメで食べてみましたが、沖縄らしさも感じられる間違いなしの一品でした。
そのほか鮮魚直売店もあり、とれたての新鮮なお魚を丸ごと、もしくはお刺身で買うことも可能。ホテルに持って帰って食べるのもいいですね。
そのほか乾物やシークワーサージュースなどのご当地グルメも充実。お土産にもぴったりです。
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