プノンペンってどんなところ?
プノンペンはカンボジアの首都で、人口約230万人の大都市。
アジアの中でも歴史ある都市のひとつで、フランス植民地時代の建物や仏教寺院、王宮などの多様な文化遺産を有しています。その街並みの美しさは「東洋のパリ」と称されるほど。
ベトナムやラオスなどの隣国の文化やフランス植民地時代に影響を受けた多様な食文化も魅力の1つ。
東西の文化が入り混じった、魅力的なスポットがたくさんある都市です。
主要空港 | プノンペン国際空港(PNH) |
---|---|
東京からの飛行時間 | 乗り継ぎ時間を含め約10時間程度 |
日本との時差 | -2時間 |
言語 | カンボジア語。一部英語やフランス語も通じることがあります。 |
通貨 | カンボジアリエル(KHR)。ただし、アメリカドル(USD)も広く流通しています。 |
気候 | 熱帯モンスーン気候に属し、大きく分けて雨季は5~10月、乾季は11~4月。 |
ベストシーズン | 乾季にあたる11月~2月 |
チップ | 基本的に不要だが、レストランで良いサービスを受けたらお釣りを置いておく。マッサージやホテルのサービスには$1~2程度。 |
水 | ミネラルウォーターを持ち歩きましょう。 |
プノンペン観光で外せないおすすめスポット15選
それではプノンペン旅行のオススメ観光スポットを紹介していきます!
1. ワット プノン
ワット プノンは市内でも最も古い寺院のひとつであり、プノンペンの名前の由来にもなっています。
プノンはクメール語で「丘」、ペン婦人によって建てられたビルマ様式の建物の白く美しい寺院です。
高さ27mの丘の上に建てられており、市内の景色を一望することができます。
まさにこの都市の始まりの場所ともいえる重要な寺院。
プノンペンの歴史を知る上で外せない観光スポットの1つです。
2. 王宮(Royal Palace)
王宮(Royal Palace)はカンボジアの君主が居住する宮殿。
王国であるカンボジアの象徴的な存在でもあり、美しい建築物や庭園が広がっています。
王宮内部にはカンボジアの歴代王様の肖像画や、儀式で使用される品々などが展示されています。
エメラルド寺院、公式行事が行われる玉座ホール、ナポレオン3世から贈られたフランスの建物など見どころ満載!
カンボジアの歴史や王国としてのあり方を知る上で欠かせない重要な場所です。
3. シルバーパゴタ
シルバーパゴダは、王宮に隣接する市内最大級の仏教寺院。
名前の通り、床には5000枚以上の銀のタイルが敷かれていて、とにかくきらびやかな内部が特徴。
展示されている2つのブッダ像のうち1体はなんと約2万個のダイヤモンドで装飾されています!もう1体はエメラルドで装飾されており、どちらも豪華絢爛な雰囲気。
そのほかにも1,500体を超える神聖な彫刻や仏像、宝石類も展示されていて、仏教と歴史的な価値の高い財産が集まるまさに宝庫なのです。
シルバーパゴタの内部は撮影禁止なので、その分しっかり記憶に焼き付けてくださいね。
4. トゥルースレン虐殺博物館
カンボジアにはクメールルージュ政権時代、ポル・ポトによる大虐殺という悲しい負の歴史があります。
その悲劇を忘れないためにも訪れたい負の遺産の1つが、「トゥルースレン虐殺博物館」です。
カンボジア内戦時にクメールルージュの強制収容所として使われた場所。
ここでは収容所で過酷な状況に置かれた囚人たちの実態や、カンボジア内戦時の歴史を学ぶことができます。
実際の拷問器具や写真、歴史的文書などが展示されていて、その残酷さに目をそらしたくなるほど。
しかし悲惨な歴史的事実を知ることで、平和の大切さをあらためて感じることができます。
Klookで販売中のプノンペン歴史ツアーでは、トゥルースレン虐殺博物館を含むカンボジアの歴史を巡ります。
豊富な知識の専門ガイドからぜひ詳しい話を聞いてみてくださいね。
トゥルースレン虐殺博物館
【アクセス】
- 王宮から車で約15分
- St.113, Beoung Keng Kang III, Chamkarmorn, Phnom Penh,Cambodia
- Googleマップはこちら
5. キリングフィールド
トゥルースレン虐殺博物館から車で30分ほどの場所にある、カンボジア内戦時の虐殺現場の1つ。
収容所から連行された多数の囚人たちが殺された場所で、現在は虐殺の犠牲者を追悼するための場所として整備されました。
慰霊のために設置された仏舎利塔の側面は5,000以上の人間の頭蓋骨で埋め尽くされており、当時の悲惨さがダイレクトに伝わってきます。
非常に厳粛な雰囲気が漂っているので、訪れる際には敬意を持って行動しましょう。
キリングフィールド・トゥールスレン虐殺博物館ツアーではこの2つの負の遺産を巡ります。
カンボジアの負の歴史を実際に訪れ、多くの犠牲者に祈りを捧げてみてはいかがでしょうか。
6. プノンペン国立博物館
カンボジアの歴史や文化を学べる博物館です。
アンコール遺跡の実物の遺跡品が展示されているのが特徴で、収蔵品にはカンボジアの仏教美術やアンコール王朝の遺物、彫刻、陶器、漆器、織物などがあり、その美しさや歴史的価値の高さは一見の価値あり。
伝統的なクメール様式の寺院建築をイメージした美しい建物にも注目です。
赤茶色で重なるような特徴的な屋根は、どこを撮影してもフォトジェニックな写真が撮れますよ!(館内は撮影禁止なのでご注意を。)
7. 独立記念塔
独立記念塔(Independence Monument)は、1953年にフランスの統治が終わったことを記念して建てられた塔。
シェムリアップ近郊にあるバコン寺院のデザインをイメージした20mの赤褐色の石造りの塔で、プノンペン市内のランドマークのひとつとなっています。
建物の周囲には美しい公園も広がっており、カンボジアの国旗を掲揚した美しい塔を見ることができます。
オススメの時間帯は夕方以降。ライトアップされて幻想的な雰囲気が漂います。
独立記念塔の近くにある、植民地解放を主導した国王として今でも人気のある「ノロドム・シアヌーク王子」の記念碑にも立ち寄ってみてくださいね。
8. セントラルマーケット
プノンペン市内で最大かつ最も有名なマーケット。
1937年にオープンし、かつてはアジア最大のマーケットと呼ばれていました。
フランス植民地時代のヨーロッパ風のアールデコ様式の建物が特徴で、市場内部にはさまざまな商品が店頭に並びます。
食用品から日用雑貨のような地元民のための焦点はもちろんのこと、伝統的なカンボジア製品や、ジュエリー、衣類や手工芸品などをお土産として購入することができます。
東南アジアならではの雑多な陳列や活気あふれる雰囲気をぜひ楽しんでみてくださいね。
セントラルマーケット
【アクセス】
- カンボジア駅から徒歩約10分
- 33 Samdach Sang Neayok Srey St. (67), Phnom Penh,Cambodia
- Googleマップはこちら
9. ストリート240
今プノンペンで注目のストリートが「ストリート240」です。外国人経営のカフェや雑貨店が立ち並び、地元民の間で「おしゃれストリート」として人気を集める穴場スポット。
ヨーロッパ風の洗練された雰囲気が漂うエリアで、セレクトショップでは可愛い小物などを購入できます。
街歩きにはもってこいのホットな通りなので、ぜひ観光の合間に立ち寄ってみて。
10. オルセーマーケット
オルセーマーケットは、セントラルマーケットよりもローカル色の強いマーケット。
食料品や衣類はもちろんのこと、家庭用品や電化製品まで、ここに来れば何でも揃うと言われるほど。地元の人々にも日用品を購入する場所として親しまれています。
1階から3階にかけて所狭しと商品が売られていて、いかにも東南アジアのローカルマーケットの雰囲気が楽しめます。
よりディープでアジアンなマーケットの雰囲気を満喫したい人にオススメです。
11. メコン川・トンレサップ川
プノンペンはトンレサップ川、メコン川とその支流であるバサック川が合流する場所にあり、恵みの水により都市として発展した背景があります。
メコン川は川幅が大きく主に農業の灌漑用で利用されますが、そのほかにもいまでも移動手段の場所として利用されています。
プノンペン市街ではフェリーが運行されており船からの景色が楽しめるのもオススメの理由。とくに夕方は夕陽で川が赤く染まり、とてもロマンチックな雰囲気が広がります。
メコン川やトンレサップ川を周遊するボートツアーも多く開催されていているのでぜひチェックしてみてくださいね
12. プノンペン近郊:コンポンチャム
コンポンチャムは、プノンペンから車で約2~3時間の距離にある町。
メコン川が市内を大きく流れているため、川にちなんだ観光スポットが多いのが特徴です。
昔ながらの田園風景やゆったりと流れる川に癒されるはず。
2001年に日本の援助によって建設された「キズナ橋」や、スリル満点のバンブーブリッジ、山頂から美しい景色が見下ろせる「男山・女山(Phnom Pros Phnom Srey)」など見どころはたくさんあるので、日帰りで遠出してみてもいいかもしれません。
プノンペン近郊:ケップ・カンポット
ケップ州とカンポット州は、プノンペンから車で約3時間の距離にある、カンボジア南部の海辺のエリア。
白浜の美しいビーチや海産物が有名な市場、歴史的な建造物などがあり、観光客に人気があります。
ケップではビーチでのんびりと過ごしたり、カニの産地として有名なので安くておいしいカニ料理を存分に楽しんだりするのがオススメ。
ケップからカンポットまでは車で30分程度。
カンポットは避暑地としても昔から人気があり、フランス植民地時代の建造物も多く残されています。現在は廃墟スポットとして新たな人気を集めています。
また高品質な胡椒の生産地として有名です。珍しい生胡椒やお土産用の胡椒もとても安く買えますよ。
プノンペン近郊:シアヌークビル
シアヌークビルは、プノンペンから車で約4時間の距離にあるカンボジア南部の海辺の都市。
ケップやカンポットと同様、美しいビーチや海産物が有名な市場などがあり、プノンペンとセットで訪れる観光客も多いです。
シアヌークビルには数多くのビーチがあり、シュノーケリングやダイビングなどのマリンスポーツが楽しめます。ビーチ沿いには海鮮レストランやバーが並び、海を見ながら食事もできますよ。
10数年前から中国資本による開発が進み、がらっと雰囲気が変わりました。カジノやナイトライフを楽しみたい方にはオススメのエリアですが、治安の悪化も懸念されるため用心を怠らないように。
プノンペン近郊:ロン島
シアヌークビルから高速船で45分程度で行けるリゾートアイランド、ロン島(Koh Rong)。
まさに南国の楽園とも言える小さな島で、エメラルドグリーンの海と白亜の砂のコントラストがキレイなビーチが島の至る所にあります。
特にオススメが「ロングビーチ」。7kmもの長い海岸線にはレストランやリゾートもまばらで、手つかずの美しい海を堪能できます。
穴場の観光スポットなのでハイシーズンでなければ人混みもそれほどなく、のんびりと穏やかな時間を過ごせます。
日帰りでは滞在時間が短いので、ぜひ泊まりで訪れてほしい魅惑の島です。
プノンペンを効率よくまわれるツアー紹介
プノンペンは首都ですがあまり公共交通機関が発達していないため、観光はツアーがオススメ。
プノンペンクラシックツアーでは、定番の観光スポットである王宮、シルバー パゴダ、ワット プノン、国立博物館などを効率よく巡ることができます。
プノンペン ヘリテージツアーでは、多くの歴史的建造物を巡りながらフランスの植民地時代のルーツからクメール・ルージュ政権まで、カンボジアの歴史について学べますよ。
よくある質問
プノンペンで何する?
プノンペンはカンボジアの首都であり、多くの見所があります。特に王宮やシルバーパゴダなどの文化的スポットや、トゥールスレン博物館やキリングフィールドといった負の遺産ススポットが人気です。セントラルマーケットではカンボジアの伝統的な工芸品や衣服、食品などを購入することができます。夜にはナイトマーケットや屋台、バーを満喫できますよ。
トゥールスレン博物館の入場料はいくら?
トゥールスレン博物館の入場料は2023年現在、大人$5、10歳以上18歳未満は$3です。現地で直接アメリカドルかリエルで支払います。館内には当時の刑務所の状況や拷問具、写真などが展示されており、カンボジアの歴史を学ぶことができます。
プノンペンとはどういう意味?
プノンペンの名前は、ペン婦人が川を流れてきた仏像を見つけ、近くの丘に祠を作り仏像を手厚く祀った寺院「ワットプノン」を建設したことに由来し、「ペン夫人の丘」を意味するプノンペンと呼ばれるようになりました。
15世紀にプノンペンがはじめて首都となった後に何度か首都は転々としましたが、1865年のノロドム王の時代にフランスの統治のもと再びプノンペンが首都として整備されました。
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