東南アジア屈指の人気旅行先「ベトナム」。8か所の世界遺産を含むさまざまな見どころがあり、ベトナムグルメや物価の安さなど、魅力がたっぷり詰まった国です。
今回は、ベトナム旅行の前に知っておきたい基本情報や、北部・中部・南部エリアそれぞれのオススメ観光スポットを紹介します!
ベトナムってどんなところ?
世界に知られるベトナムコーヒーやベトナム人のソウルフード、フォー。ベトナムの魅力は多彩な料理だけではありません。
ベトナムの激動の歴史を象徴するともいえる、今では観光スポットとなったベトナム戦争の戦跡「クチトンネル」。南ベトナム解放民族戦線によってゲリラ戦の根拠地として作られたこの地下道では、戦争の凄まじさを肌で感じることができます。
ハノイから足をのばして石灰岩の奇岩が織りなすまさに山水画のような幽玄な景色が楽しめる、エメラルドグリーンのハロン湾でクルーズを楽しむこともできます。
ベトナムは物価が安いこともあり、バックパッカーを含む世界中の旅行者を魅了し続けています。
目次
- ベトナムってどんな国?(気候・治安・交通・物価)
- ベトナム北部のおすすめ観光スポット
- ホアンキエム湖 & ハノイ旧市街周辺
- タンロン水上人形劇
- ハロン湾
- バッチャン村
- ベトナム中部のおすすめ観光スポット
- バーナーヒルズ
- ホイアン
- ミーソン遺跡
- フエの建造物群
- ベトナム南部のおすすめ観光スポット
- ドンコイ通り
- サイゴンスカイデッキ
- クチトンネル
- メコンデルタ
- ベトナム観光のよくある質問
🛫 ベトナム旅行の必須サービス
- ベトナム 4G SIMカード(タンソンニャット国際空港受取)
- ベトナム 4G SIMカード(ホーチミン・ハノイ宅配受取)
- ベトナム 4G Wi-Fi(ベトナム宅配受取)
🇻🇳 ベトナムの人気アクティビティ
- ベトナムの日本語ツアーはこちら
- 👆 日本語ガイドツアーが10%OFFになるクーポンはこちらをチェック!
- 👆 人気アトラクションがお得になるKlookパスもチェック!
🚃 ベトナムでの移動はこちらをチェック
👉そのほかのベトナムのアクティビティをチェック👈
ベトナムってどんな国?
日本から「ベトナム」へは飛行機で5〜6時間ほど。南北に長い国土は日本と同じくらいの面積で、首都ハノイは北部、リゾート地ダナンは中部、最大都市ホーチミンは南部にあります。
気候
年間を通して高温なベトナムですが、北部・中部・南部ごとにやや気候が異なります。冬に全土を観光する場合は、気温差に備えた準備が必須です。
【北部】
四季がありますが春(3〜4月頃)と秋(10〜11月頃)は短く、ベストシーズンもその頃。
夏(5〜9月頃)は最高気温が30度程度で、降雨量も多いでしょう。
冬(12〜2月頃)は最低気温が10度程度となる場合もあり、上着が必要です。
【中部】
雨季(8月半ば頃〜12月半ば頃)と、乾季(12月半ば〜8月半ば頃)に分かれています。
もっとも暑くなるのは5〜8月頃で、最高気温が30度を超えることもあるのだとか。
12〜2月頃は最低気温20度程度、最高気温25度程度で過ごしやすくベストシーズンといえます。
【南部】
雨季(5〜10月頃)と乾季(11〜4月頃)に分かれていますが、年間を通して高温多湿が特徴。
最高気温は年間を通して30度を超え、暑さ対策や紫外線対策が必須となります。
降雨量が少なくわずかに涼しく感じる1〜3月頃がベストシーズンといえそうです。
治安
凶悪犯罪はそれほど多くないものの、スリや置き引きなどは増加しています。ズボンのポケットに財布を入れない、歩きスマホをしないなどは基本です。バイクによる引ったくりや、親しげに声がけしてくる人物には注意したほうがいいでしょう。
交通
ベトナム観光では、タクシーがもっとも利用しやすい交通手段です。乗車料金は初乗りで約10,000ドン(約59円)、1kmごとに約15,000ドン(約89円)プラスされるのが一般的。詐欺被害に遭わないためには、配車アプリGrabの利用がオススメです。人数によってはハイヤーをチャーターするのが、安心かもしれません。
北部・中部・南部を移動する場合は、飛行機がもっとも便利。北部から南部は2時間ほど、北部または南部から中部は1時間ほどかかります。
のんびりと旅を楽しみたい方には、長距離列車「ベトナム統一鉄道」もオススメです。
物価
物価が安いのはベトナム旅行の魅力のひとつです。日本と比べて1/3〜1/5程度に感じられるのだとか。500ml入りのミネラルウォーターが20〜40円ほどで購入でき、ローカルのレストランでは300円ほどで食事ができます。憧れの有名ホテルも手が届く料金で宿泊できるため、絶好の機会をお見逃しなく!
ベトナムの通貨単位はドン(VND)で、10,000ドン=61円。ドンは桁数が多いため、慣れるまでは計算しにくいのがネックです。ゼロを2つ落として2で割ると、おおよその日本円に換算できます。
※日本円換算金額は2023.11.28現在
ベトナム北部のおすすめ観光スポット
ベトナムの政治や文化の中心である首都 ハノイのほか、世界遺産のハロン湾、標高1,600mに村があるサパ、陶器の村として有名なバッチャンがある北部。
ハノイではフランス統治時代の面影を感じる一方、郊外は自然豊かでのどかな雰囲気が広がっています。
ホアンキエム湖 & ハノイ旧市街周辺
ハノイ市民の憩いの場として知られる「ホアンキエム湖」から「旧市街」周辺は、ハノイ観光の中心エリア。ベトナムらしさを感じられるのが魅力です。徒歩や車の短時間移動で、ハノイ観光を満喫できるでしょう。
徒歩で巡るなら、趣ある湖上の寺院「玉山祠」やフランス統治時代の面影が残る「ハノイ大教会」は必見スポット。旧市街でお土産探しを楽しんだあとは、ハノイ名物のエッグコーヒーを味わうのがオススメです!
タンロン水上人形劇
ハノイ発祥の伝統芸能である水上人形劇。ホアンキエム湖のすぐそばに劇場があり、ハノイ観光には外せない人気スポットです。
民族楽器による生演奏と歌に合わせて、人形たちが水上を軽快に動きます。熟練の人形師が操っており、そのなめらかな動きには驚かされるばかり。50分の上演時間はあっという間で、子どもから大人まで楽しめるのが魅力です。
夕方〜夜をメインに上演されるので、終了後は夜の旧市街を散策してみてはいかがですか。
ハロン湾
世界遺産「ハロン湾」は、ベトナム北部観光で欠かせないスポットのひとつです。
総面積 1,553km2 にもなる湾内には、大小2,000にも及ぶ奇岩が点在。2億5千年以上前に形成された奇岩が長い時を経て、現在の景観を生み出しています。
ハノイからは車で4時間ほどかかり、日帰りや1泊のツアーに参加して訪れるのが一般的。自然の神秘を感じられる湾内の鍾乳洞も見どころです。
バッチャン村
ベトナムの伝統工芸品をお土産に選びたい方は、ハノイから車で40分ほどの「バッチャン村」にもぜひ立ち寄ってみてください!
バッチャン村で作られた陶器だけがバッチャン焼きと呼ばれ、10世紀頃からの歴史があるのだとか。縁起がいいとされるトンボや蓮の花、金魚などの絵柄が定番で、どこか温かみを感じる陶器の数々は、バッチャン陶器市場で購入可能。つい買いすぎてしまいそうですが、帰国時の荷造りはぜひ慎重に。
ベトナム中部のおすすめ観光スポット
ビーチリゾートでの休暇も世界遺産巡りも満喫したいなら、ベトナム中部は外せません!日本からの直行便も就航されているベトナム屈指のリゾート地ダナンのほか、世界遺産の古都ホイアン、聖域 ミーソン遺跡など、中部も見どころ満載です。
バーナーヒルズ
ダナンの新名所として話題の「バーナーヒルズ」。テーマパークのようなスポットで、遊園地のようなアトラクションや中世のフランスの街並みをイメージしたエリア、趣の異なる庭園などが山の上にあり、ロープウェイで移動します。
最大の見どころは、大きな神の手に支えられたゴールデンブリッジ。全長は150mあり、360度周囲に遮るもののない絶景を望めます。
パーク内には写真映えスポットが多数あるので、カメラにたくさんの思い出を収めてくださいね。
ホイアン
旧市街の一部が世界遺産の古都「ホイアン」は、ダナン中心部から車で50分ほど。16世紀から港町として栄え、江戸幕府との交易も行われていました。歴史的建造物や古くからの街並みが残されており、日中と夜とで異なる楽しみ方が叶うのが魅力です。
日中は日本人が建造したとされる「来遠橋」など、風情ある街並みを散策してみましょう。ランタンが灯りはじめるのは日暮れ頃。夜の風物詩である灯籠流しも行われると、幻想的な雰囲気に包まれます。
毎月旧暦の14日にはランタン祭りが開催されるので、タイミングが合えばラッキーです!
ミーソン遺跡
ダナンから車で1時間ほどで行ける世界遺産「ミーソン遺跡」。6〜13世紀に栄えたとされるチャンパ王国によって、ヒンドゥー教の神様を祀る聖域として築かれました。
カンボジアのアンコールワットを彷彿とさせるレンガ造りの遺跡群を、各時代の建築スタイルごとに見学できます。銅像などは入り口付近の展示室で見学可能。
ミーソン遺跡は現在も発掘作業が行われており、全貌は謎に包まれています。
フエの建造物群
ベトナム最後の王朝の都 フエ。1802年から143年の歴史を刻んだグエン王朝の王宮や寺院、陵墓などが「フエの建造物群」として世界遺産に登録されています。旧市街から郊外にかけて点在しているため、個人で巡るよりもツアーに参加するのがオススメ。
周囲2.5kmの城壁に囲まれた王宮の敷地内はもちろん、バロック様式が特徴的で壮麗なカイディン帝陵、フエで最古とされるティエンムー寺院などが見どころとなっています。
ベトナム南部のおすすめ観光スポット
ホーチミンはベトナムでもっとも近代的な街であり、経済の中心地。フランス統治時代の建造物が多く残されており、建ち並ぶ高層ビルや交通量なども多いのが特徴です。ベトナム戦争の史跡であるクチトンネルや、メコンデルタも南部に位置し、定番観光スポットとなっています。
ドンコイ通り
ホーチミンの目抜き通りといえば、賑やかな「ドンコイ通り」です。アオショーが上演されている「市民劇場」を中心に、ショッピングセンターや雑貨店、カフェやスパなどが軒を連ねています。お土産探しはもちろん、スパやおしゃれなカフェで旅の疲れを癒やすのもオススメ!
フランス統治時代の面影が残る「サイゴン大教会」や「中央郵便局」、外観のみ見学可能な「ホーチミン人民委員会庁舎」は徒歩で巡ることができるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
サイゴンスカイデッキ
「サイゴンスカイデッキ」は、地上178mの高さからホーチミンの街並みを望めるスポット。
秒速7mで上昇する高速エレベーターで49階の展望台へ向かいます。ホーチミンの有名スポットやサイゴン川など、360度遮るもののない景色を楽しんでください!夕暮れから夜にかけての時間帯(17:00〜18:00頃)に訪れれば、ホーチミンの美しい夕日や夜景を堪能できます。
クチトンネル
ホーチミンから車で1時間半ほどの郊外に、ベトナム戦争の史跡「クチトンネル」があります。全長250kmにもなる巨大な地下トンネルで、南ベトナム開放民族戦線が基地として利用していました。
現在ではその一部が見学ルートとなっており、内部を通ることが可能。戦車やブービートラップ、隠れるための穴などを見学することで、当時の様子を伺い知ることができます。
メコンデルタ
ベトナム南部を訪れるなら、メコン川周辺の田舎町「メコンデルタ」を巡るツアーはイチオシ!
手漕ぎボートでのんびり進むメコン川ジャングルクルーズはもちろん、寺院の「ヴィンチャンパゴダ」、果樹園やココナッツキャンディ工房などに立ち寄り、のんびりと南国の自然を満喫できます。ホーチミンとは異なる雰囲気を味わえるのが魅力で、観光客に人気のスポットとなっています。
ベトナム観光のよくある質問
ベトナムに行くなら何月がベスト?
ベトナムへ観光に行くなら、ベトナムは南北に長い国であり、北部・中部・南部ごとに異なる気候を理解することが重要です。
また、旧正月や国際的な祝日には込み合うことが多いため、ゆっくり観光を楽しむのなら観光のピークシーズンを避けることをおすすめします。